考察

ラブプラスに至るギャルゲ史の系譜2・美少女ゲームの四大分類

概要 ラブプラス出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント発売日: 2009/09/03メディア: Video Game購入: 69人 クリック: 2,313回この商品を含むブログ (440件) を見る[rakuten:edigi:10131026:title](楽天) ラブプラスに至るギャルゲ史の系譜 - …

ラブプラスに至るギャルゲ史の系譜

概要 ラブプラス出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント発売日: 2009/09/03メディア: Video Game購入: 69人 クリック: 2,313回この商品を含むブログ (440件) を見る [rakuten:edigi:10131026:title](楽天) 『ラブプラス』の話題がネットで盛り…

なぜ、ロボットアニメに比べてロボットマンガが少ないのか?

発端 アニメでは週に最低でもひとつは存在しているジャンルが、なぜ、漫画には無いのだろうか? ロボット漫画を語るスレ:アルファルファモザイク アニメ等では一週間に最低でもひとつは存在しているジャンルが、なぜ、漫画には無いのだろうか? なぜ、「ロボ…

パクリとテンプレの違いは何か?

特定可能性による線引き パクリとテンプレの違いってなんだろ? その線引きはどこからなんだろう? 私見*1を述べれば、参照先が特定できるのが「パクリ」。参照先が不特定多数に広がっているのが「テンプレ」。そのように線引きする。なお、「パクリ」と「テ…

『ラブプラス』コメントプラス

概要 作品 ラブプラス出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント発売日: 2009/09/03メディア: Video Game購入: 69人 クリック: 2,313回この商品を含むブログ (440件) を見る[rakuten:edigi:10131026:title](楽天) 報道 「ラブプラス」発売4日で5…

アンパンマンが顔を食べさせることの意味

『アンパンマン』原作者の体験と思想 アンパンマンができるまで その1 - 愚仮面『アンパンマン』の主人公「アンパンマン」が、自らの顔を食べさせることは、他作品にない大きな特徴になっている。なぜこのような設定になっているのかは、原作者のやなせたか…

なぜ『東方』は二次創作が流行したのか

概要 なぜ『東方』の同人誌はエロが少ないのか? - 萌え理論Blog 東方同人誌においては、男性版やおい、すなわち女性キャラクター同士の同性愛的友情が主眼になっている 同人ショップを調査した結果を見ると、『東方』は一般向けの比率が際だって高いことが…

なぜ『東方』の同人誌はエロが少ないのか?

概要 同人市場の一般・成年向け比較 - 萌え理論Blog前エントリで、『東方Project』の二次創作同人誌が、全体数で一番多いのに、18禁比率が極端に少ない、という特異性が明らかになった。それでは、なぜ『東方』の同人誌はエロが少ないのか?『東方』自体の隆…

同人市場の一般・成年向け比較

概要 (DL)同人市場の一般・成年向け比較調査 - 萌え理論Blog 前エントリでは、DL同人市場について、一般/成人向けの比較調査を行なった。今回は、一般(店頭・通販売り)の同人流通市場で比較したい。今回はすでに調査されたWeb上のデータを参照する。 議論…

(DL)同人市場の一般・成年向け比較調査

概要 「コミケにありがちな誤解」が誤解 - 萌え理論Blog 前のエントリへの反応は、数字を出せという意見が多かった。しかし、コミックマーケット(コミケ)に参加するサークルの販売部数や売上金額については、サークル数ほど公式な数字が出せない。そこで、…

「コミケにありがちな誤解」が誤解

同人市場の主流は成年向け二次創作 コミケにありがちな誤解 - ビジネスから1000000光年 (……)それによると「キャラをパクったエロ漫画」、いわゆる「エロ同人誌」と認識されているものの大半はジャンルコード200「男性向」に集約されている。その数、4050サ…

リアルの見方を変えるための文章修行

前回の概要 ネットで文章修行は本当に必要か? - 萌え理論Blogネットで受けるコンテンツは、ネタの面白さのウェイトが大きい。それに、「あ、ぽこたんインしたお」*1のように、伝統的からやや離れた日本語のほうが広まる。そもそも、文芸の世界でも、ケータ…

ネットで文章修行は本当に必要か?

ネタの占めるウェイトが圧倒的に多い 前の記事では、文章作法自体に、疑問を呈することはなかった。だがそもそも、ネットの読み物に、文豪の文章読本を読み修行することが、はたして必要だろうか?これは目的による。小説家になりたいなら必要だろう。しかし…

「○○を上手くするX個のTips」の鵜呑みは、かえって事態が悪化する

「写真をちょっと面白くする構図のくずし方」 写真をちょっと面白くする構図のくずし方 - ハックルベリーに会いに行く上記エントリでは、「写真を簡単に面白くする、構図のくずし方」を紹介している。しかし、その多く*1で、作者の言うような効果をあげてい…

二次創作の優位性(2)

なぜ二次創作の絵は良く見えるのか 同一人物が同一労力で描くと、一次創作より二次創作の絵のほうが、良く(上手く、面白く)見えるとしたら、なぜなのか。その原因を考察しよう。なお、以下の考え方は音楽や文章にもあてはまるが、最も分かりやすいため、絵…

二次創作の優位性

ファーストフードの美味さ、マッシュアップの上手さ 前回は、創作におけるリアルとバーチャルを巡る問題系を考察したが、今回は、オリジナルと二次創作の微妙な関係を考えたい。この手の話は、一次創作(オリジナル)より二次創作のほうが質が低い、という固…

萌えはリアルよりバーチャルを指向する

「ハルヒ」は「リアル」なのか? 物語の「リアル」とは何か - 萌え理論Blog前回の記事では、物語における「リアル」について考察したが、今回はリアルさと別の、創作作品に対する価値基準を提出したい。リアルさだけでは測れないものがある。それは何か?最…

物語の「リアル」とは何か

形と力 物語における「リアル」とは何か? 大昔からある議論だが、ここでは下記のように、大きくふたつの意味で捉えたい。 「形」のリアル 現実と同じ形という意味 「力」のリアル 現実を動かす力という意味 写実画のリアルさは現実の像との近さなので、物語…

音楽でたとえるニュースサイト論

概要 萌え情報Blog上記のニュースサイトを始めてまだ開始三日目ですが、せっかくニュースサイト運営を体験したので、その考えをまとめ、ニュースサイト論として展開したいと思います。 音楽としてのニュースサイト 一般的な羅列型ニュースサイトでは、ハイパ…

アニメーションでたとえるニュースサイト論

概要 萌え情報Blog上記のニュースサイトを始めました。まだ開始二日目ですが、アクセスは24時間で約500PV程度、「livedoor Reader」の「注目度ランキング」で(瞬間的ですが)4位に入るなど、滑り出しはそこそこ順調に行っています。先走っているようですが…

アニメ感想・「とある魔術の禁書目録」1話「学園都市」

あらすじ 東京西部の巨大な学園都市に住む生徒達には、レベル0からレベル5までの超能力を発現させるカリキュラムが組まれている。生徒達の一人、主人公・上条当麻(かみじょうとうま)には、右手に異能の力を打ち消す「幻想殺し(イマジンブレイカー)」の能…

アニメ感想・「黒執事」1話「その執事、有能」

あらすじ ファントムハイヴ家に来客予定の日。朝、いつものようにシエルを起こした後、超一流なファントムハイヴのもてなしの準備にかかる執事セバスチャン。しかしその一方で、セバスチャンをあっと言わそうと、使用人のバルド、フィニ、メイリンが独自に準…

アニメ感想・「鉄のラインバレル」1話「クロガネと少年」

あらすじ 早瀬浩一は、どこにでもいる、ごく普通の中学三年生。何も出来ず、正義に憧れているだけだった彼は、ある日”事故”により、巨大人型メカ「ラインバレル」のファクター(搭乗者)となる。圧倒的な力を得た浩一は、謎の美少女・城崎絵美との出会いをき…

アニメ感想・「あかね色に染まる坂」1話「あかね色のファーストキッス」

あらすじ 私立アミティーエ学園に通う主人公・長瀬準一は、ある日男たちに絡まれている少女を助ける。男たちは「ジェノキラー」と呼んで準一を恐れ逃げた。準一は名前も告げずその場を立ち去る。しかし、学園に来た新しい転校生が、その少女・片桐優姫だった…

アニメ感想・「CLANNAD AFTER STORY」1話「夏の終わりのサヨナラ」

あらすじ 2学期が始まった。 朋也たち3年生はそろそろ進路を決めなければいけない時期だが、 朋也は自分の将来が見えないまま、 相変わらず渚の家に居候していた。 そんな中、秋生が隣街の商店街チームと野球の試合をすると言い出す。 原作は、Key『CLANNA…

アニメ感想・「とらドラ!」1話「虎と竜」

あらすじ 始業式。鋭い目つきで生徒たちから恐れられている主人公・高須竜児は、親友の北村、片想いの相手・実乃梨、そして“手乗りタイガー”と呼ばれるヒロイン・逢坂大河と同じクラスになった。とある出来事によって、竜児は実乃梨、大河は北村に、恋愛感情…

アニメ感想・「ヒャッコ」1話「虎子相まみえる」

あらすじ 入学早々、広い学園内で迷った能乃村歩巳は、通りすがりの少女・伊井塚龍姫と出会う。 これで教室まで戻れると思いきや、どうやら龍姫も迷っている様子。 その時、突然2階からひとりの少女が飛び降りて来て……。 原作は、『ヒャッコ』カトウハルアキ…

本を読む理由は何か

本を読まない人間 けど、本を読まない人間にいくつか反論されて、言い返せなかった。 いわく、「そんな本読んでなんの役に立つの?」 趣味は、一般的にあまり何かの役に立たないだろう。だが、手段ではなく目的なら、役に立たなくて構わない。すなわち、本を…

ブロガーとライターの微妙な関係

文章で稼ぐ人間が、無償のブログも書く理由 - 絵文録ことのは数々の本をお出しになっているアルファブロガーの松永英明先生ですが、「sirouto2さん」にあわせて、id:matsunagaさんとお呼びさせて頂きます。 「プロモーションツールとしてのブログ」 ライター…

デフレで失われた十年

デフレで失われた十年 インフレバージンな私たち - Chikirinの日記 まとめると、 勝ち組やまじめな人が損をし、 負け組にはあまり関係なくて、 悪い人が得をするかも、 となるわけです。 不適切なまとめ。九十年代後半からの長期デフレによって、「まじめな…