2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

(純愛系)エロゲ・ギャルゲの主人公に求められる力とは

今北産業 パッとしないエロゲの主人公ですが、では求められる力は何でしょうか。 イケメン・金持ち・優等生にも振り向かないヒロインがなぜ惚れるのか。 「それがエロゲのお約束だから」という逃げ道を封じて考えていきます。 *1 共感力 結論から言ってしま…

WEB2.0ツールはブロガの勝利を約束する剣となるか

今北産業 livedoor Reader・Windows Live Favorites・edita.jpなど、 ブログ情報源となるRSSリーダーなどのツールを紹介します。 一番のオススメは、livedoor Readerです。Ajaxで軽い早い。 *1 ★★★ 最速Ajax+RSSリーダ livedoor Reader これはすごい。あの…

エロゲ主人公論の広がり

二つの主人公、二つの時間性 鬼畜ゲー主人公と上流階級ヒロイン −そこに山があるからだ− 鬼畜ゲー主人公=ニーチェリアン 純愛ゲー主人公=プラトニスト エロゲの続編における主人公の切替の意味 −無限に停止する愛と無限 純愛系エロゲの、最終的には究極的…

コミュニケーションとは何か

成長=コミュニケーション図式の再定義 成長=コミュニケーション論の広がり 最近「成長=コミュニケーション」関連の話ばかりしているんですけど、同じ図式をずっと使いまわすだけでなく、少しずつリファクタリングしたりバージョンアップしていきます。そ…

成長=コミュニケーション論の広がり

展望 いつも突っ込みを先取りしようと前置きが長くなっちゃうんですが、この際もっと気軽に野放図にアイディアだけ書いて見たいと思います。いつも読んでくれている人に向けに、再説明を省いてどんどん進んじゃいます。今日はリンクなしです。 よく萌え系ば…

記事を消失しました

反省 結構時間掛かった記事を凡ミスで消失してしまいました。いや、オンで書くと消えることがよくあるので(資料を探してタブを増やしてる内に落ちたりとかもあるし)、メモ帳とかエディタにコピペするんですが、今日は「やった、終わった、更新した」と思っ…

今日のニュース

ひぐらし 「アルケ祭2006」で『ひぐらしのなく頃に』コンシューマ版の続報! 新キャラデザ公開 【家庭用ゲーム】ひぐらしのなく頃に 移植版の絵は怪盗ルソーのイラストレーターさん 選択肢が興味深い。 Fate GALAXY STYLE トップ絵でメイド凛。 アニメ 涼宮…

なぜ(純愛系)エロゲ・ギャルゲの主人公はパッとしないのか

なぜギャルゲの主人公は成績がよくないのか、の三者三様の考察 何故ギャルゲー(学園物)に出てくる男主人公は成績が中若しくは下なのか 鋭い問題提起ですが、「恋愛と勉学の両立は困難」に対しては、「頭が良いから勉強しなくても成績が良い」と設定すれば…

ひぐらし/stay night

マスター サーヴァント 圭一 セイバー レナ アーチャー 魅音 ライダー 詩音 アサシン 沙都子 キャスター 梨花 バーサーカー 思いつきました。ググったら先に考えている人はやはり既にいたので、これ自体でどうこうではありませんが、上の配役はあくまで一例…

Fateとひぐらしがアンチヒーローを採用する理由

萌え理論Blog - Fate・ひぐらしに見る新時代の(アンチ)ヒーロー像 上の記事から「メス化する主人公」のような印象を受けるかもしれません(はてブ)。女尊男卑の力学で、ヒロインが凛々しく・不気味に・ツンデレになる一方、ヒーローは弱体化します。特に…

今日のニュース2

2ch RSS menu + 「yahooのheadlineに載りました(照」とのこと。RSSを利用して会社から2chが見れます。ちなみにはてなRSSでは読み取れないようです。Firefox/Sageなどを利用しましょう。 1024人応援団 画像生成サービス メイドさんが販売応援、秋葉原限定「メ…

ラフのように曖昧な文章

ラフな線は眼の錯覚で綺麗に見えるイラストの法則があります。迷い線をクリーンナップしてみると大したことはない。だからラフ同人誌は楽なのですが、この確率化戦略は文章にも当てはまります。「たぶん」「ように」「〜かも」などは言葉を濁す、すなわち文…

欲望・約束・幻想

われわれは幻想を通じて欲望の仕方を学ぶのである。 ――『斜めから見る』ジジェク お客さんが欲しいものが先にあって、明確な仕様書を基に何かを作る場合もあります。しかし新しいものを作るときには、それが出来上がってからはじめて、欲しいのかどうかが判…

今日のニュース

Incredible Machines 動画。Incredible Machine的な細いコンボを繋ぐトリコ仕掛けの明け暮れ。ヒットメーカー佐藤雅彦ですが、『IQ』より『XI』が好き。 je-pu-pu サムネイル サムネイル収拾スパイダリングサイト。グーグルイメージ萌え絵版か。サムネも絵師…

今日のアニメ雑感

週末に深夜アニメが重なってるので見ました。たぶんスケジュールが地域でずれてると思いますが、早速感想を書いてみます。アニメ独自の表現についてで書いた欠点が既に克服されています。例えば、『吉永さん家のガーゴイル』では、よく動く怪盗百式が出てき…

はてなはギークの技術力とユーザの便利感が結びついていない

はてなはへんな会社で有名です。「へん」とは、以前コンビニで貰ったフリーペーパー『R25』を読んだら、そんなことが書いてありました。へんなのは承知で使っているわけですが、キャスムとでもいうかタイトルのような距離感を感じるわけです。じゃあどうすれ…

長文はブログに向かない

いまさら自己否定ですが、長文派だけに欠点がよく見えてきます。例えば4/13・14・15の記事は、内容的には三位一体です。が、カトゆー・かーず・にゅーあきばどっとこむなどに紹介された、13日の記事へのアクセスだけが突出して伸びています。14日の20倍、15日…

カウンターの変更について

カウンターの計数基準をユニークアクセスからトータルアクセスに変更しました。同一IPを重複してカウントするため値が増えていますが、元のログが変わったわけではなく同じデータの異なる見方に過ぎません。今までユニーク数を取っていたのは、リロードで増…

Fate・ひぐらしに見る新時代の(アンチ)ヒロイン像

注:少々ネタバレ有 ここまでのあらすじ TYPEMOON『Fate/stay night』と07th Expansion『ひぐらしのなく頃に』の主人公を前回考察しました。士郎@Fateと圭一@ひぐらしの両者は、葛藤型ヒーローに分類され、視聴者・プレイヤーと距離を生じやすいという問題…

Fate・ひぐらしに見る新時代の(アンチ)ヒーロー像

注:少々ネタバレ有 ここまでのあらすじ Fateとひぐらしの意外な共通点 前回の記事 TYPEMOON『Fate/stay night』と07th Expansion『ひぐらしのなく頃に』の共通点を前回考察しました。それは、コミュニケーションの失敗が大きく影響する世界観になっているこ…

Fateとひぐらしの意外な共通点

ツンデレ TYPEMOON『Fate/stay night』と07th Expansion『ひぐらしのなく頃に』は、両方とも同人出身商業進出の作品なので、共通点があるだろうと考えました。それは何かと言うと、Fateもひぐらしも物語の原動力としてツンデレヒロインを搭載しているという…

努力はアクセルだけではない

今日の記事は力を抜いて書いてみました 「自分を磨く」って無駄なことなの? なんとなく働くという知恵 外部と遮断し異空間 ここら辺の記事を見て何となく思ったんですけど、自動車って曲がるときにはブレーキ踏むでしょう。減速しないと曲がれないでぶつか…

アニメ独自の表現について

今期アニメ感想 昨日の記事ではあまり説得力がないと思うので、もう少し根拠を書いて補足してみます。そんな大袈裟な話でもないのですが、アニメ固有の要素を潰してもったいないな、と感じることがよくあるので、そこら辺をうだうだ書いてみます。 アニメ固…

今期アニメ感想

Fateのアニメを語るチャンスを逃して後悔しているので、四月からの新アニメの感想を今のうちにダラダラと語っておきます。 ひぐらしのなく頃に OPが一番良いと思いました。ハルヒ第一話のOPも捨てがたいのですが、何度見ても飽きないという点で、ひぐらしの…

アニメ「ひぐらしのなく頃に」第1話冒頭2分間の解体新書

まえがき 話題の『ひぐらし』アニメですが、かなり戦略的にイメージチェンジしていると感じます。そこでここでは冒頭2分間だけ、逐一解説してみたいと思います。見方は人それぞれである、と言ってしまえば簡単ですが、それでもある程度は解読できる部分はあ…

茶人=アルファブロガーと「はてなの茶碗」

ネットワークは広大 前項でブログを家に喩えましたが、いくらでも増設できるという点では、ブログは「不動産」ではなくもっとバーチャルな財産でしょう。そこでより特徴的な比喩を用います。ブログは茶室ではないでしょうか。どういうことか。 戦国時代の頃…

もしもブログが家だったら

コノテーション もしもプログラミング言語が車だったら IT界はまだ若い世界なので、社会的なコノテーションが定まっていない、と感じることがあります。コノテーションというのは、ある記号が共に示す意味のことです。ブランド物のバッグを買うのは、単なる…

ポストモダン論(後)

前回までのあらすじ 神の時代から金の時代へ 前回は神の時代から金の時代へという話をしました。階層型の組織は、縦割りの弊害という奴で、変化に対応しにくい静的な構造になっています。そこで貨幣の交換によって外部を動的に取り込みます。これがクライン…

ポストモダン論(中)

前回の要約 前近代的システムは木構造であるという話をしました。1対N構造は、今でも組織の一般的な形態です。係長の上に課長がいて、その上に部長がいて、その上に…とか、小学校の上に中学校があって、その上に高校があって、その上に…とか、よく見かけま…

ポストモダン論(前)

知の欺瞞? まなざしの快楽 彼は、元々は私の影響でポモ系の語彙を使い始めたのですが、意味が分かりにくいし、よく言葉を間違っています。こういう文章に触れてポモ系への誤解が増します。 ポストモダン系の論者は分かりにくいことが多いのですが、私は素人…