アニメ「狼と香辛料」第1話感想(VNI)

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「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」

物語のあらすじ

(以下、第1話「狼と一張羅」の内容紹介)


行商人のロレンスは、麦売買の取引を担うクロエと交渉するため、パスロエの村を訪れた。そこでは、豊作の狼神「ホロ」を祀る収穫祭が行われようとしていた。ロレンスが村を後にする前に、荷馬車に入ろうとすると、そこには見知らぬ少女が忍び込んでいたのだが……。

感想

プロデューサS「今回は『狼と香辛料』の感想だ」
理子「ゆったりのびやかなOPね」
萌「民族音楽系というか」
S「「ZABADAK」の十八番だからな。昔の「harvest rain」とかも、歌詞の意味が微妙にずれるけど、OPに乗せたら合いそうな曲調だ」
S「もちろん、初期と現在では音楽性がかなり違うし、アイリッシュやケルティッシュやあとプログレとかの間を揺れているスタイルも興味深い。んが、今はアニメ感想なのでこれ位にしておこう」
萌「ふーん。ところで、原作はラノベだけど、時代背景とか主人公ロレンスの心中が色々語られてるねぇ」
理子「でもアニメはイメージをパッと見せられるよね」
萌「そうねぇ。やっぱ…ホロが裸で歩き回ってる絵があると、視聴者へのアッピールが強いかもなぁ〜」
理子「「わっちは、ほげほげでありんす」みたいな、しゃべりかたがすごく印象的だった」
萌「あれねぇ。アニメ化したら不自然になるだろうと思ってたら、けっこう自然だなぁと思った。小清水亜美ちゃんの演技もあるだろうねー」
理子「でも、あれってメチャ日本語だよねー。舞台はヨーロッパみたいだけどねー」
S「ですな」
萌「でぃすのでぃすの!」
萌「外国人の喋りのバリエーションに日本語を持ってくる、って違和感はあるよねぇ。ARIAもそーだけど、和風な洋風っていう。でも日本語で書くかぎり、そこはしょーがないよねぇー」
S「ただ、ラノベのファンタジーは、大雑把に分類すれば「剣と魔法」の世界が多いから――『ロードス島』も『スレイヤーズ』も『オーフェン』も『ゼロの使い魔』も――中世の時代背景と商人主人公で描くのは、わりと新鮮な設定だ」
理子「でも『トルネコの不思議なダンジョン』とかも商人よね」
萌「あー、あー。トルネコがいたかぁ」
S「さかのぼると、『ドラクエ4』の三章だな。あと、コーエーの『大航海時代』とか、SLG系もあるな。ネトゲだと『巨商伝』とか」
理子「フツーのRPGは、なんかメンドーなんだけど、あのタイプのRPGは、はまっちゃうのよ」
S「ローグ系ってシナリオが薄いかわりに、アイテムがすごく重要なので、商人と相性が良い設定なんだろう」
S「さて、話をアニメ本編に戻すと…」
理子「旅の道中記みたいなストーリーっていいな」
萌「クロエさんといっしょに旅する流れもあったけど…」
理子「ロレンスはドライね。でも、ホロちゃんは一枚上手で、手玉に取るっていうパターンかな」
萌「ただ、さらっと出てきたけど、クロエさんはアニメオリジナルキャラなんだよぅ」
萌「原作の、ひとり身のわびしさ、みたいな心情より、三角関係の方が、アニメ向きって判断かなぁ」
萌「それに、序盤のヒロインがホロろんだけより、人間との違いがはっきりする方が分かりやすいかなぁ」
理子「あとね、あとね。OPがよかったけど、EDもいい感じ。ちょっとメルヘン」
萌「本編がファンタジーで、EDがメルヘンというのは、視聴後感がまろやかになるんだよぅ。二期『ゼロ使』の犬EDは、はっちゃけすぎ」
理子「絵本みたいな感じ」
S「…といったところで、アニメ感想VNI、また次回」
萌「えんいー」
理子「エンイー」



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