アニメ「君が主で執事が俺で」第1話感想(VNI)

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かくして執事生活は幕をあける!

物語のあらすじ

(以下、第1話「君が主で執事が俺で」の内容紹介)


主人公・上杉錬は、姉の美鳩と共に家出し、港町・七浜に辿り着く。野宿生活を送る中、錬は貧血で倒れそうな女の子に出会う。彼女を家に運ぶとそこは大屋敷だった。彼女・未有の姉・森羅の意向で、錬は執事、美鳩はメイドとして、久遠寺家で一週間試用されることになったのだが……。

感想

背景
プロデューサS「今回は『君が主で執事が俺で』(『きみある』*1)の感想を話し合ってもらう」
萌「メイドものはよくあるけど、執事ものは珍しいよね」
理子「「メイド喫茶」みたいに「執事喫茶」もあるけど、メイドさんのほうがハデなのかな」
萌「で、執事ものというと『ハヤテのごとく!』があるけど…」
S「ああ、作品中でちょっとパロってるし*2、明らかに意識してるね。ただ、思いつきでパッと飛びついたわけではなく、それなりの背景がある」
S「この「きみある」の原作は、『みなとそふと』が制作した同名エロゲ。「みなとそふと」は、『インターハート』のブランド「きゃんでぃそふと」に在籍していた企画・シナリオのタカヒロが、原画の白猫参謀と共に独立して作ったブランド*3だ。」
S「で、タカヒロきゃんでぃそふと時代に、『姉、ちゃんとしようよっ!』『つよきす』などの、姉・ツンデレなど女性主導のエロゲ制作に携わっている。今回の「きみある」も、執事と女主人だから同じ流れ、というわけだ。」
理子「ひゃーややこしー」
萌「そうかな? 『つよきす』もアニメがあったけど、つながりがあると分かりやすいなぁ。たしかに、ちょっとアダルトな雰囲気を感じるよぉ」
物語
萌「このアニメはサービスシーンがおおい」
理子「シャワーとかおふろとか」
理子「それはそれとして、話のテンポがよかった。」
萌「あと、暴力・家出・野宿とか、暗くなりそうな要素をカラッと描いてるねー。胸からほうれん草を出すとパッと明るくなる」
萌「『つよきす』のときは、原作と全然違っているという声があったけど、今回は大騒ぎになってないね?」
S「第一話はタカヒロがシナリオを書いているので、わりと近いってことなんじゃないの。もちろん、文章が使えるエロゲとアニメの差はあるだろうけど」
萌「こまかいツッコミを入れると、モブがシルエットなのは、違和感があった」
理子「そんな気になんなかった。だって手からエネルギー波出す時点でー」
S「『つよきす』でも波動を出してるね。」
萌「あと、食事のとき、いきなりキックするのは不自然だと思ったなぁ。まあケンカさせると話が早いってことだろうけど。そもそも執事が『大佐』って…」
S「まあな。『こち亀』の「ボルボ西郷」みたいな設定だけどな。ただ、執事が傭兵だとか、そういう父性志向はネタだけでもないだろう。女尊男卑と父権原理を両立させるのは、男がプレイするエロゲ的な発想だ」
理子「よくわかんないけど、あのロボットがジャイアンの声なのもそうなのかな」
萌「あのハロみたいなロボットね。なんか、『シゴフミ』の杖もそうだけど、見た目と声がバラバラなキャラが目立つな〜?」
理子「初音ミクちゃんがいるからはやるかも」
S「…といったところで、アニ」
理子「ええと」
萌「ちょ、ちょっとまって! 理子がいま何か言った!!」
理子「ええと、いちばん印象にのこってるのは、主人公のひとが、いちばん最初に指揮者の森羅さんを見かけるときに、『かっこいい』という感想を言っていて、『かわいい』はもちろん、『きれい』ですらなくて、この言葉なのは、うん、なっとくした」
S「…といったところで、アニメ感想VNI、また次回」
萌「えんいー」
理子「エンイー」



*1:公式略称

*2:次号予告のシーンなど

*3:会社は「ホークアイ