サイト紹介「TABITTER(たびったー)」

概要


(※画像はクリックで拡大)

 以前(記事末の関連記事をご参照ください)、「日本再発見。」というサイト(上記リンク)をご紹介しました。東日本大震災による旅行自粛ムードを緩和して復興支援を図る、「国内旅行振興キャンペーン」の一環として、観光庁によって開設されたサイトです。

 そのサイト内に、旅先マッチングWEBサイト「TABITTER(たびったー)」という新サービスが、同じく観光庁によって開設されました。サービスの内容は、「twitter」「facebook」の過去の投稿を解析して、自分や友人に最適な旅行先を提案してくれるというものです。今回はそちらを、詳しくご紹介しましょう。

紹介

サービスの利用法

 私が自ら試したので、具体的な利用方法をご説明します。まず、twitterfacebook、「あなたへの旅のおすすめ」か「あなたの友人への旅のおすすめ」を選択します。今回は、twitterのログを利用して「あなたへの旅のおすすめ」を調べることにしました。

 本サービスがtwitterのデータにアクセスすることを許可すれば、後は自動的に解析してくれます。面倒な操作は全く必要ありませんでした。待っている間にも、観光に関する地図や、twitterのログが表示されます。

 解析の結果、「リコメンド」がもらえます。今回は北海道でした。どうも、「神々しい」というキーワードに関連した単語を、twitterで投稿していたようです。釧路川の夕日には、たしかに神々しさを感じます。

 紹介された地域の関連情報も、いっしょに表示されます。川湯温泉洞爺湖といった場所が、写真付きで見られました。さらに、親サイトの「日本再発見。」に行けば、地域別にこうした写真とコメントが見られるので、よりたくさんの情報が得られます。

サービスの感想

 このサービスを利用するまで、「旅行先は自分で決めたいな」とか「機械的に決められた旅行先で、面白いのかな?」などといった疑問を感じていました。しかし、実際に利用してみて、このサービスが切り開いた、新たな可能性に気付かされたのです。

 具体的に言いますと、流れる文字の中に『山形スクリーム』という言葉を発見したとき、ひらめきました。『山形スクリーム』とは、山形を舞台にした映画で、私がレビューで以前取り上げたものです。

 「映画のロケ地に旅行するのもいいな」という発想が、そこで浮かんできました。それまで別々に捉えていた映画の鑑賞と旅行とが、サービスを利用したことで、意外な結びつきを見せたわけです。

 さらに、別の映画、さらに映画以外の作品と、思いつくものが広がっていく、ワクワク感を覚えました。旅行先を決める主体性が奪われてしまうわけではなく、むしろ後押ししてくれる面があります。

 こうして、新たな旅行の仕方に気付かされ、旅行に行きたいという気持ちが生まれました。以上は私の一例ですが、他の利用者のかたには、また別の「気づき」があるでしょう。これは、とても面白くて良い企画だと思います。

 そういうわけでして、皆さまもぜひ、このサービスをお試し下さい。そして、素敵な旅行先を見つけて頂ければ幸いです。


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