本当は怖い『ドラゴンクエスト』〜勇者デスピサロ〜

概要

ドラゴンクエストIX 星空の守り人

ドラゴンクエストIX 星空の守り人

(※以下展開する物語は、実際のゲーム内容と異なります。また、ゲームの内容に一部触れています。


本当は怖い『ドラゴンクエスト』〜「ロトの勇者」創作説〜 - 萌え理論Blog(前回)


誰もがその名を知っている国民的RPGドラゴンクエスト』(以下『ドラクエ』)。ここでは、4作目の「天空の勇者」伝説について、実は後世の創作だという仮説を立てます。もちろん、公式な正史ではなく、非公式の偽史に過ぎませんが、「謎本」系の読み物としてご覧下さい。

考察

創作説の前提

『ロマンシング・サガ2』と同様に、『ドラクエ』のゲームプレイは、たとえば酒場で吟遊詩人が語るような、伝聞・伝承だとする。それは『ドラクエ』世界の現在から、過去を振り返って語っているので、必ずしも事実とは限らず、解釈の余地があるということだ。

そこで、ひとつ解釈の例を示す。仮説は他にも色々立てられるだろうし、創作説という前提を認めない人にとっては、何を書いても虚偽でしかないので、内容は箇条書きで簡単に示す。

ドラゴンクエストIV』創作説
原作での勇者たちの位置づけ
  • 天空人達は、「進化の秘宝」を天空の勇者達に与えた。
  • ライアン(傲慢)
    • 七大罪をあてはめ「傲慢のライアン」。以下のキャラも同様。
    • 第一章の誘拐事件は、進化の秘宝の実験台のために、彼が行なった。
  • アリーナ(憤怒)
    • 第二章の失踪事件も、同様の理由で、彼女が行なった。
  • クリフト(嫉妬)
    • 「だいまどう」のようなグラフィックの悪魔神官。
    • たとえ流し斬りが完全に入っても、一撃必殺のザラキでやられる。
  • ブライ(怠惰)
  • トルネコ(大食)
    • 「おにこんぼう」のような姿で描かれる盗賊商人。
  • ミネア/マーニャ(色欲)
    • 占い師と踊り子でペンネームを使い分けている同一人物。
  • 天空の(偽)勇者(強欲)
    • シンシア殺害とロザリー殺害のエピソードが、逆の立場で描かれる。
    • 「強欲」というのは、世界征服を企むため。
    • マスタードラゴンと、世界を半分ずつ山分けにする約束をしている。
「勇者デスピサロ」に関するエピソードの一例
  • 第五章はロザリー殺害で始まる。シンシア殺害の犯人は天空人。
  • ロザリーはモシャスで、デスピサロの身代わりになって死ぬ。
    • このときのデスピサロは、まだ勇者の力が目覚めていない。
  • その後、天空一味は、卑怯にもエスタークの寝起きを襲う。
    • クリフト「死の世界へ行くがいい!! ザラキ!!」
    • クリフト「な、なぜ死なん!?」
    • エスターク「まだまだ死ねん! この命、燃えつきても!」
  • と、『FF5』のエクスデスVSガラフ戦のような戦いが展開する。
  • クリフトがいつものようにザラキを連発している間に、
  • エスタークデスピサロをかばって別の場所に転送する。
  • だが天空一味が、卑怯にも多人数で襲い、エスタークは倒される。
  • エスターク「ぬわーーっっ!!」
  • こうして、勇者デスピサロの冒険が始まるのだった。