『ドラクエ6』再評価とリメイク案
概要
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2010/01/28
- メディア: Video Game
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ゲーム『ドラゴンクエストVI 幻の大地』(以下『ドラクエ6』)は、原作のSFCからDSへ移植される予定です。最近になって、画面写真やキャラクターイラストも公開され、リメイクへの期待も高まっています。
そこで、『ドラクエ6』の再評価とリメイク案を書きます。このリメイク案というのは個人的なものですし、予想や要望ではなくて、『ドラクエ6』のストーリー性やゲーム性を振り返って検討するためのものです。
『ドラクエ6』の長所
シナリオ
- 上下・二世界を行き来する壮大な世界観
- 二世界の住人がリンクしていて、セリフに奥行きがある
- 上世界での人物が、意外な正体だという謎に満ちた展開
- 印象的なキャラや神秘的なエピソードが豊富
- 疾風のジーナやホルス王子など、脇役も印象に残る
- 「空飛ぶベッド」などの乗り物にも由来がある
- ムドー戦までの緊張した展開や、ムドー自体の強さ
- ムドー戦後は、一本道の展開から一転して自由な探索へ
システム
- 転職システムが再登場
- レベルが落ちない、上級職の追加などバージョンアップ
- 特技コマンドが新登場
- 転職で特技を覚えさせて育成する楽しみ
- 前作同様、モンスターを仲間にできる
- また、モンスター職も用意されている
- モンスターの戦闘時アニメーションなどの新要素
- 他に「ふくろ」「まんたん」「おもいだす」など
『ドラクエ6』の短所
シナリオ
リメイク案
シナリオ
システム
- 特技と他コマンドのバランス調整
- 効果減少、MP消費、HP消費、回数制限など、調整方法は様々
- あるいは、魔法のダメージがかしこさを反映するなど、魔法を強化
- 転職に制限を与える
- だが単に転職可能な職業を減らしては、育成の自由度を奪う
- 転職にステータス条件(戦士ならちから100以上だとか)を設ける手はある
- または、転職でレベルが初期化か半分になり、馬車との入れ替えを促進
- パーティの戦力格差を減らす
- 仲間になる際の強さを変えても、結局馬車の内外での入れ替わりはない
- そこで、適度に馬車の内外でキャラをローテーションする仕組みを作る
- たとえば、特技の使用制限回数が馬車内で回復するといったこと
- パーティメンバーは、アモスの代わりにターニアが仲間になる方が嬉しい
- 「ふくろ」は入れたまま使用可能に、「まんたん」は回復役を指定可能に
- もし余裕があれば、仲間内会話などの追加
まとめコメント
『ドラクエ6』は、世界観の素晴らしさがシリーズ随一*1だと思います。さすがは稀代のストーリーテラー・堀井雄二氏です。二世界構造によって、名もなき村人のひとりひとりにまで、物語を想像する余地を与えています。システムも、それまでの過去作に比べて、最も自由度が高くなっています。
しかし、その一方で『ドラクエ6』は要素が多いために、一言で言えば「脇役が主役を食う」バランスになっています。シナリオ面で言えば、主人公と仲間のエピソードが、脇役に比べて影が薄く思えます。システム面でも、特技に比べて魔法が弱く思えます。したがって、主役が引き立つバランスにすれば、より完成度が高くなると考えています。
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