PCで眼が疲れない方法

概要

主にPCモニタに向かって作業をする場合、眼の疲れ方が全然違う方法を書きます。曖昧な心構えとかではありませんし、手間と時間が最小限の方法を厳選しているので、毎日実行可能です。もちろん、私も実践しています。

照明

眼の健康のために、部屋を暗くしてPC作業をしましょう。明るくではありません。しかし「部屋を明るく」が常識ではなかったのでしょうか?

たしかに、本などは部屋を明るくしないと読めませんが、モニタは自ら発光しているので映画に近く、照明は薄暗いくらい*1が見やすいのです。

仕事場であれば電気は消せませんが、家でネットにつないでいる方は、一度照明を落としてからご覧になってみて下さい。暗い方が文字がハッキリ見えませんか。

ただし、ここでのPC作業は、静止した文字を読み書きする作業を想定しています。アクション・ゲームのように激しく明滅する動画は、部屋を明るくして見た方がよいかもしれません。また、画面と手元を視線が往復しないタッチタイプの習得が前提です。

眼鏡

私が家でPCをするときは、紫外線を強力にカットするので、スキー用のサングラスをしてしまいます。掛けた状態と外した状態を見比べると、まぶしくないので、その効果が非常に分かりやすい。長い時間モニタに向かっていると、疲れ方の実感が全く違います。

ただ状況によっては、そんなサングラスを掛けていたら、「うさんくさい」と思われてしまうでしょう。メガネ屋でPC用のレンズを用意してもらうか、あるいは下のように「コンピューターグラス」だと、もう少し見栄えが大人しくなります。

それでもまずい場合、モニタの側に紫外線カットのフィルターを設置する手があります。これも自分専用の台があるのが前提です。またPCの利用に関わらず、照明の方にフィルターをつけたり、目に優しいものを選びます。

ツボ

第1回 眼の疲れを取る:ITpro

疲れを取って明日に持ち越さないようにしましょう。眼の周辺にあるツボを押すのが効果的です。本もありますが、上で十分でしょう。注意点としては、指が眼球に触れないようにして下さい。

ほかにもいくつかあります。姿勢が悪いと眼に限らず体全体が疲れます。また、ディスプレイをやや見下ろす視線になるくらいの、イスの高さに調節するのがよいです。それから、ドライアイになりますので、熱中してても適度にまばたきしましょう。

睡眠

寝ていても光や音にバックグラウンドで対応しているので、アイマスクと耳栓をして寝ると、起きたとき頭がスッキリします。目覚めが爽やかなのが実感できます。また、作業中に耳栓をすると、雑音を消して集中できます。

耳栓は肌に触れるので、違和感を覚えたら無理に使わないで下さい。また耳を痛めますので、抜くときはそっと抜いて下さい。それから、約二週間もすると劣化するので、消耗品と割り切る必要があります。

まとめ

  1. 照明は暗く
  2. サングラス
  3. ツボを押す
  4. アイマス

ほかにもたとえば、ブルーベリーが効くという話などがありますが、シンプルで毎日実行し効果が実感できるものが上の四つです。

追記

「薄暗いくらい」と書いてあるように、できれば真っ暗ではなく間接照明を当てて下さい。基準は、モニタ周辺が500ルクス以下、キーボードやデスク周辺が300ルクス以上です。

部屋を暗くするのに合わせて、モニタの輝度も調整して下さい。過剰に明るくする必要はありません。しかし、部屋を明るくしてモニタを暗くするのではなく、モニタの方が明るいという原則は変わりません。

モニタを暗くするのと、サングラスを掛けるのではグレアに対する効果が違います。コンピューターグラスを掛けると、明るさはあまり変わりませんが、まぶしさが低減しています*2

ちなみに、薄暗い方が良い、という根拠は厚労省ガイドラインです。

*1:500ルクス以下

*2:紫外線は可視光線ではありませんが、蛍光作用があるので多少はまぶしさに関係します。それに見えなくても眼によくありません