PCで肩・腰・手が疲れない方法

概要

PCで眼が疲れない方法」の記事は、三日間で約三万人*1の人にご覧頂きました。そこで続編として、肩こり・腰痛など、体全体の疲れない方法をご紹介します。簡単です。

ヒザ置き

  • マウスかキーボードを机の上ではなくヒザの上に置く

ずっと手を持ち上げているから疲れるという、子どもでも分かる理屈に基づいた素人ソリューション。実際にちょっとやってみて下さい。楽ですよね。

手を伸ばした状態で固定するというのは、肩こりを目指している姿勢です。極端な話、モニタの上や頭の上にマウスパッドを載せて、そこでマウスを動かしていたら、大変疲れますよね……。その逆を行きます。

ヒザ上というかもう、イスにマウスパッドを置いてしまうスタイルも、私は取っています。これは「うさんくさい」ので、行儀的にマネしない方がいいかもしれませんが、本当に楽です。

しかし、もう既に実行している方もいらっしゃるかもしれません。そこで、もう少し掘り下げたノウハウを書きます。

モニタとキーを視線が往復すると、眼や首が疲れますので、タッチタイプを覚えましょう。さらに、ドボラク配列は指の負担が少なく、腱鞘炎などを防ぎます。また、マウスを両利きで使えるようになると、交互に手を替えて休めます。私もそうしています。

キーかマウスかどちらかだけの方が、ヒザ置きで操作しやすいです。どちらかというと、マウスの方が軽くて使いやすい。もちろん、作業内容によって異なり、イラスト・グラフィック系の作業ならタブレットを導入しましょう。

光学式の小さくても反応がよいマウスが、ヒザ置きと相性が良いです。とうぜんヒザまでケーブルが届く必要があります。ここで無線型が使えると話が上手いのですが、実際には届かないものがあるようです。また、マウスパッドによっても滑り方などが微妙に違います。トラックボールや次の特殊なマウスもあります。

リストレスト

エレコム リストレスト 疲労軽減

エレコム リストレスト 疲労軽減 "COMFY" ショート(ブラック) MOH-013BK

エレコム pgel EX ハンドレスト(ブルー) MOH-014BU

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そうはいっても、会社や学校は人の目があります。やはり机の上で作業する場合、低反発ポリウレタンなど柔らかく変形する素材の、リストレスト(ハンドレスト・パームレスト)があると、手が痛くなりません。上は私が使っているもので、これでも十分ですが、下のゲルのようなものなど、更に色々あるようです。

それから関連して、ノートはもともとヒザ上で使うでしょうが、こんな記事*3もあるので、下の記事を貼っておきます。

イスと姿勢

ラック・チェア・デスク - アクセサリ・サプライ: エレクトロニクス

私は家でPCをするときも、OA用チェアを使用しています。PCを買った初期の頃、堅いイスを使ってたんですが、座っていてお尻が痛くなりました。安いものでもOA用の方がダンゼン楽です。そう買い替えるものではなく、一度買えば手間が掛からず楽になるので、長い時間PCを使う人にとって有効な投資でしょう。

さて、肩こり・腰痛には姿勢の話がつきものです。ずっと同じ姿勢で血行が悪くなり筋肉が疲れてくると、肘をつきたくなったり足を組みたくなったりして、姿勢が崩れ身体がねじれてきます。するとますます血行が悪くなり疲れる悪循環に陥ります。正しい姿勢と適度の休憩が必要です。

この辺の話は、ヒザ置きのような生活の知恵より、もっと専門的な詳説と図解がありますので、「まとめ」のリンクをご覧ください。

*1:ページ単体のアクセス。サイト全体で三万五千人程度

*2:「V-mouse101」の記事

*3:ヒザの上でノートPCを使うとちんちんに何か悪影響はあるの? | LxR | R25.jp