「らき☆すた」も4話で監督交代!

らき☆すた」監督交代

TVアニメーション作品「らき☆すた」監督交代のお知らせ

らき☆すた」監督の山本寛は、監督において、まだ、その域に達していないと弊社は判断し、交代いたしました。

http://www.kyotoanimation.co.jp/info.html

普通は「都合により」位が無難だろうが、「その域に達していない」とは何とも直截な表現だ。また一つ京アニの伝説が増えてしまった。それにしてもせっかく「らき☆すた」がブレイクしそうなのに、これでは初監督山本寛の立つ瀬がまるでないではないか。

陰謀?

グレンラガン4話で大騒動になった記憶が新しいので、何か問題が起こる前に降ろしたという陰謀論はありうる。しかし、作品(というかOP)はおおむね好評だし、作品内で言及してるのは角川の版権が多いので、特に問題があるとも思えない*1。それにスケジュール的に作り直しとかは間に合わなそうなので、事前から全て決まっていることなのではないか。逆にスケジュール的な問題で降板したのだったら、よほど事態が悪化しているかもしれない。

ネタ?

5話の監督武本康弘賀東招二で「フルメタル・パニック」つながりのネタが何かあって、そのために京アニが釣っているということもありうる。それにかがみはフルメタ好きなのでこれも十分考えられる。もしそうだとすると、今までよりも複雑でギリギリな自己言及だと言える。その場合、後でまた「域に達したと判断して」とかいって(超)監督として復帰するのだろうか。

戦略?

もし単にラガン祭りに便乗した小ネタだったら、京アニオワタという違和感を覚えるが、ラガン4話が無自覚に個性を発揮した結果、評価が低かったのに対して、こちらは先に監督を降板してから、5話を個性的にするという、逆を衝く動きかもしれない。もしそこまでの戦略がある場合、京アニはじまったな、という感想だ。

*1:ヤマカンのサイトや個人的な問題かもしれないが