「アイマスX」の誘導作戦と「らき☆すた」の陽動作戦

アイドルマスター XENOGLOSSIA

誘導作戦
  • なぜロボットアニメ化
  • 総合戦
    • アイドルからロボットへと遠隔の自領(宇宙)まで誘導する
    • 作画はわりと満遍なく良い。全体的なバランスに配慮する
  • タイトルの意味
    • 原作「アイドル(タレント)のマスター(プロデューサ)」
    • アニメ「アイドル(ロボット)のマスター(操縦者)」
  • 作品を変更
    • ロボットが出て喋る
      • そして「Z.O.E」のようにロボットがアイドル化する新機軸へ

らき☆すた

陽動作戦
  • OPがキャッチー
    • YouTubeやニコ動で放送地域を超えてゲリラ的に出回る
  • 戦力の一点集中
    • OPを頂点に持ってきて不意打ちする
    • EDはドア一枚と割り切った分配
    • 舞台が埼玉の局地戦
  • 歌詞が電波
    • CDが出るまで想像させて引きつけるユルい暗号化
  • 作品を拡張
    • 「ドリル」も「コンプ祭」も原作にある
      • (声優変更とらき☆ちゃん以外は)抵抗が少ない

参考:「魔法少女リリカルなのはStrikerS

横断作戦
  • 大河アニメドラマ化
    • 幼年期・少女期・女性期と別の角度から
  • 海峡横断
    • 長い距離(年齢などの設定)を行軍する
    • 離脱する兵(つわもの)もいるが残った兵の結束が強まる
  • タイトルの意味
    • 「少女」がやや苦しい
  • 作品を継承
    • 次世代へと受け継ぎ発展させていく魔法少女の技と匠
      • 「ぽえみぃ」から「大魔法峠」みたいなことか

付録・解説

今期の萌え系アニメで「アイマスX」「らき☆すた」「なのはS」は、いずれもヒットしそうなポテンシャルを秘めていますが、同時に三者三様の路線変更も行っているので、どれくらい転ぶのか、蓋を開けてみないと分からないところです。中でも面白い陽動作戦をする京アニの「らき☆すた」が、どれ位化けるのかが興味深いです。

今の(萌え)アニメDVDは、初動で5千枚売れればやや成功、1万枚も売れれば成功という感じですが、各所のランキングで勢いがあるので、控え目に言っても初動5千枚は行きそうな感じがします。TVで失速しなければ7〜8千枚位届くかも。1万枚超えたら脱帽ですね。OPが見たいと思うので、少なくとも1巻は結構来そうです。ただ2話収録で12巻と、角川がかなり強気な売り方ですが、全巻で見るとどうなるかは分かりません。

*1

*1:「誘導作戦」と「陽動作戦」の対比は「ランチェスターの法則」から