アニメ雑感 - 萌え理論ブログ

超面白い。毎回爆笑。まあ、あんまり良い趣味ではないけれど…ただ、こういう面白がり方は、VOWとか唐沢俊一みたいな下地があって、それとネットのようなネタ空間があって、はじめて可能になる気がした。とすれば、未来はまた別の見方が出来るのか。

一話から作画崩れしてる。特に、Bパートに入って飯食いながら三人で話してるあたりが危なっかしい。切り返し（イマジナリーライン越え）が不自然。でもMUSASHIのおかげでこの程度の傷は全然気にならない。全体的に見れば、夏を描くという一点主義が功を奏してるか。

絵は綺麗だったが戦闘がイマイチだった。しかし、物語も佳境に入り緊迫感が出る。それは、人物への興味にも支えられている。人物の対立で甘いギャルゲー空間とは違う側面が出る。精神的に軍人としては甘いが、そこは候補生ものだし。

百式と見習い怪盗の話だが、このパターンはシティーハンターとかであったっけ。いや、悪党への弟子入りはかなり普通にある型か。とにかく、各キャラがよく動いて、話のテンポが良い話になっている。梨々の白タキシードがとても絵になっている。

なんとメイドが出てきた。驚いた。例えば花右京メイド隊とかこれが私のご主人様と違って（そりゃ違う）、見せ方が凝ってる。ある人物が到着するまでに回想を交えて想像させる手法自体はありふれているんだけど（こち亀の「月光」刑事とか）、舞台や文脈が特異なので印象深い。

うちはTVKが映り悪いのでいつも残念無念。しかし、今回はルーンの妖しい魅力が見られて幸運。こういう全面的に西洋の世界観は意外と珍しい。基本的に西洋のファンタジーは多いけれど。台詞にタイトルが出てきたが、ここぞという場面でキメて言ってほしい気も。