今年のはてな雑感


今年一年のはてな運営の動きは上記。私が印象に残ったサービスは、「livedoorReader」がRSSAjaxで最速でWeb2.0という感じでした。…はてなのできごとだと、「Plagger」が「Plagger文化圏」とでもいうものを形成しており、これも強力なRSS(以外にも)に関するツール、というかフレームワークだと思います。


はてなのサービスでは…、「はてブ」はヒットサービスですが、これ去年開始ですよね。「はセリ」など面白そうなサービスは幾つかリリースされていますが、やはり汎用性に欠けますね。「ウクレレ記法」とか何でもう一歩頑張って楽譜一般にしてくれないのか(ただ、楽譜を自由に書けるようにしてしまうと、JASRACから著作権関連で文句が来るというのはあるかもしれません)。


たぶん、新サービスより、サーバの重さが改善した方が新規ユーザが増えそうな気がします。サーバが重かったり落ちてるのは、基本的に全てのユーザに関係があり、しかも個人の努力では絶対どうにもならないことなので、基本の土台がしっかりしていて、その上に新サービスが積み重なっていくというのが理想です。


はてダでブログを構えるときに、ブログサービスでは最強に近いSEO力が、最大の武器になります。しかし、そもそもサーバが落ちていたらアクセスも何もありえない。なので、来年のはてなには「軽さ」「落ちなさ」を一番望むわけです。Googleはもちろん、Livedoorもあまり落ちないですよね。

今年のはてダ雑感

本当は十大ニュースとかブログ紹介とかやりたかったんですが、今月前半ではセリをやり過ぎたのと、萌理学園を始めたので、年末企画にまで手が回りませんでした。このブログのまとめは別にやりますが、オタク系ブログ関連ではやはり「ハルヒ」が強かったのが印象に残ります。しかしこの話も別の機会に譲りましょう。


今年は「分裂勘違い君劇場」の強さが印象に残ります。特に分裂劇場のホッテントリ率は異常。一回記事を書くと100users位ブクマされて1万PV位回っている感じなので、うらやましい限りです。また運営陣とアルファブロガーもやはり強い。カウンターをはじめ、アンテナ・RSS登録数などあらゆる数値の桁が違います。あとは最近、増田(はてな匿名ダイアリー)にこのブログの総被はてブ数を抜かされてしまったのですが、全はてダのトップになるのは時間の問題でしょう。でもはてラボだしはてダとは違う基準な気がするけど。


α・分裂・運営・増田などを除いた一般のはてダでも、ユリイカからネトランまで、各種雑誌に載ったところは、ニュースサイトの巡回にも入る機会があるので価値組でしょう。あと単著を出せたブロガーがはてダにも何人かいますね。まあそういうのは一般人には手が届かないですが、「倒錯社::公開編集会議」「美少女ゲーム年代記」(どちらも参加中)など、Web上で雑誌というか共同型のブログの可能性はあると思います。私がアイディアを出したのが「公開編集会議」が始まる発端で、後に私も「萌え理論Magazine」を作りました。まあ今は増田が出来ちゃったので、そこで書くのが気楽かもしれません。


はてダの記事、特にはてブホッテントリに入るのは「IT系」「ブログ論」「はてブ論」「非モテ」「無断リンク」…とか、特定の話題がローテーションで回っている感じで、でも需要があるからその輪廻転生の輪から抜け出すのは難しいですね。あと羅列型ニュースサイトも非常に多いですが、はてブなどのSBMが普及してくると、それとの差別化が難しくなるかもしれません。Voxなど新しい形態のブログも出てきているようで、2007年の動向はどうなるでしょうか。

今年のはてブ雑感


ブクマが10000+3000件以上あるので、棚卸し無理ぽ。一件ずつ内容を確認していたら、来年一杯掛かりそうな…。エクスポートは既にあるので、後はインポートができれば、ローカルで自動で編集(例えばusers数が少ないもの・日付が古いものから消すとか)できるんだけど。まあ何も考えずに導入すると、スパムが凄いことになりそうなので、エクスポートが先になっているんだと思う。現状でもBOTに投稿させれば実現するけど、一万件連投されたらさすがに迷惑そうな気がする。favしてくれているユーザのお気に入りを全部流しちゃうだろうし…。できるのはタグの整理位かな。そういうわけで本当に毎日使うブクマはやっぱりブラウザのものになってしまう。


はてブはブクマが蓄積していく一方で減らせないんだけど、これには困る側面もあるような気がする。例えば昔のコメントが把握できない。まあ2ちゃんなんかも容易には消せないから、最初からそういうものだと思って書く覚悟が必要なのかもしれないけど。でもはてダのコメントとかトラバもそうだけど、一元管理する仕組があれば便利なのに…。ちょっと脱線するけど、ネットはあちこちで何回もログインの手続きをしないといけないのが面倒で、更に必要もないのにむやみに個人情報を求めてくるサービスは大嫌い。


増えすぎた情報にどう対処するかというのはネットの普遍的なテーマかもしれない。今年、重複を自動で削るGreasemonkeyが出てきて、重複が多いものが上に来てランキングみたいに機能するので、面白いと思う(重いけど)。またブクマが増えすぎて困るときに、メタブクマするという手がある。他のはてブのトップページなりタグなりをブクマすれば、ブクマ先の情報が勝手に増えていく。今からブクマをはじめても五桁ブクマしているブックマーカーに対して部分集合になってしまう確率が結構あるので、はてブミシュランというか、このジャンルならこのクリッパーという風に紹介することには、結構需要があるかもしれない。あと役に立つタグ(はてブ全体の注目エントリ)の紹介とか。例えばGIGAZINEとかは、どうせホッテントリの常連なんだから、はてなブックマーク - gigazine.net の注目エントリーをチェックした方が早いと思う。こういうことをもっと整理して、来年の企画でやってみよう。

今年のアフィリエイト雑感

下記で今年発売分の商品を紹介したので、今年のアフィ総括も軽くしておきます。初期の頃は平均すると一日3〜4円、月100円ちょっとという程度でした。その後だんだん増えましたが、最近でも、萌理賞をニ部門に分けてポイントが増えたので、やはり萌えマガ単体だと広告から経費を引くと赤字になります。萌えポはかろうじて鯖代位は出るようになりました。


年明けの伸びに期待するのも厳しそうです。主力が萌理BlogからStoreに移っているのに、はセリに入り浸って萌えストの更新を怠ったのが、自ら蒔いた種とはいえ痛いですね。しかも本家にOTAKUストアが新設されて、うちのストアの意義がやや薄れてしまいました。そもそもサイト全体のアクセスが伸び悩んでいますし、年末が一番売れる時期ですし、ASP規約改定などもあります。プログラムを覚えて来年にモール型の自動更新サイトが作れれば良いのですが…。


例えば書評やレビューで、紹介したら一定数以上の人が買ってくれるようにまでなれば、いわゆる「経費で落ちる」状態と同等になります。高い本・ソフトを買うときはどうしても自分の好みに忠実に保守的な選び方になってしまいますが、作品を視聴する以前の選ぶ段階で制約なしに偏りなく選ぶことができます。まあ実際には、それ以上に売れるものを単に追っかけそうだし、それに紹介してもなかなか買ってもらえないのが現実です。


でも、収益に関係なく、「お店やさんごっこ」が楽しいという面はあります。それに、広告が入ることで自らに制約を課すという面もあります。例えば著作権を侵害する画像や動画は(元々いけないのだろうけれど、ネットではよく貼られているようなものでも確実に)貼れなかったりするわけですが、そのことによってかえって独自の記事を書く力になれば良いと思います。広告が鬱陶しい人も多いでしょうが、商品や情報を紹介することで便利になれば理想です。


萌え理論系サイトを通じて広告をご覧になったり、商品をお買い上げ頂いた方は、本当に有難う御座いました。また来年もよろしくお願い致します。