ソーシャルネットゲーム構想

昔のファミコンソフトの中には、自分でマップを作れる機能が付いているものがあった。例えば、「レッキングクルー」とか「エキサイトバイク」とか。そこでは基本的にはオマケに過ぎないが、それを主要な機能にしてしまったコンストラクション系のソフトがある。「デザエモン」「落ちゲーやろうぜ」「カルネージハート」(これは少し違うかもしれない)など色々あるが、「RPGツクール」が有名だろう。


もし、それをネットで実現できたら面白そうだ。とりあえず「ソーシャルネットゲーム(SNG)」とでも名付けておこう。これはMMOGとは全く異なる発想*1だ。β版とかではなく最初から未完成の状態でリリースして、例えばRPGのマップが100人が作ったものをつなぎあわせたものになる。モンスターも一人一体作るみたいな。つまり、「プレイヤー=クリエイター」という構図になっている。そのため制作の負荷分散ができる、というよりそもそも、ゲームの内容は制作せず、システムしか作らない。


問題もありそうだ。まず、多人数間できちんと整合性が取れるかがポイントになるが、「シレン」とか不思議系(ローグ系)ダンジョンRPGなら、一階ごとに全然違ったマップでも良さそうだ。出口まで道がつながるかは自動でチェックする。またゲームバランスも問題になるが、それは最初の入力時点である程度制限するのと、実際にゲームがなされる際に、ゲームの結果を一部記録して、自動的に調整する、または点数付けして制作時に競争が働くようにすればよい。


しかし、やはり単なる思いつきで、技術的な問題のために現実には実現しないのではないか。例えばCGIゲームの場合、負荷のためにレンタルサーバの会社から「CGIらしいゲーム禁止!」などと言われる場面もよく見かける。だが不思議系ダンジョンで言えば、ログインとかはなくても成立しそうな気がする。サーバ側は掲示板と同じ程度の最小限度の入出力しかなくて、クライアント側でゲームを動かす。…どうなんだろう。

*1:SecondLife」は発想が近いと思うが、もっともっと小規模で2Dベースのものを想定している