同人誌制作日記・企画編1

バナー変更

何名かご協力して下さるとのメールを頂き、とても嬉しく思いました。しかも、単著を持っておられる方が申し出て下さいまして、幸先の良い出だしです。

さて、ご覧頂いているように、バナーを変えました。イラストは、今回ご協力して下さるイラストレータ・漫画家の、SAA(weedy-princess)様の許可を頂いて使用しております。

メイドカフェぶろっさむ (バーズコミックス)

メイドカフェぶろっさむ (バーズコミックス)

同人誌制作日記・企画編2

協力者

漫画家・イラストレータの方が協力して下さるだけでも心強いのですが、さらにライトノベル作家の方も協力して下さるというお話でして、個人制作の同人誌としては、かなり強力なものになりそうです。

題名案

さて、題名案ですが、今回は共同制作ですので、さすがにタイトルを「萌え理論○○」とはしません。ただ、サークル名は今回限りですので、互いのサイト名を入れて(「○○+萌え理論」みたいに)、すぐ分かるようにしたいと思います。

もちろん共同制作者と協議して決めますが、私の方のタイトル案としては、シンプルに「ライト・レビュー」か、「0 a.k.a. ∞(ゼロアカ無限)」*1のように記号的なものにするか、という感じで考えています。

表紙がアニメ調の絵になる予定なので、漢字が多いカタイ感じのものは、そぐわない気がします。「ラノベ批評空間」「アキバ思想地図」みたいな、パロディ路線は場合によってはあるかもしれません。

企画案

私が書くものについて、企画案を考えてみます。基本的に短期間で分量を書くために、今までやった仕事の延長線上で何かやります。卒業論文のようなものが詰め込んであったら買いにくいと思うので、エンターテインメント色が必要でしょう。

  • 課題の1万字要約(要項で固定)
    • これが最も理論的な内容になりそう
  • 文学・思想・批評に関する文章
    • 上記ラノベ作家の方へのインタビューも
  • マンガ・アニメ・ラノベなどのレビュー
    • ジャンルごとに10冊、などテーマを絞りたい
  • コラム・エッセイ・その他企画
    • たとえば、この前のトークイベント出演についてなど

目次や奥付なども含めて一人48ページですが、私の文は上のように10ページくらいずつ配分する構想です。もちろん、小学生が「んもー、ここからこっちがわたしの机!」と境界線をチョップするみたいな、あまりに分離したものになっては困るでしょう(真ん中から半分に別れる構成自体は構わない)。その辺りは共同制作者と話し合いになります。

ネタとしては「アキバのおでん缶レビュー」のような企画も思いつくのですが、あまり雑然としていると審査員に減点されるかもしれないし、文フリの来場者層から離れてしまうかもしれないので、「コンテンツへのレビュー」を中心にする方針です。来場者は他の同人イベントなどにも行っているので、マンガ・アニメは受け入れられると思います。

編集作業(予定)

台割を決めたり、ラフを切ったりします。レイアウトは先割りにするか後割りにするか。今回は先割りでいきたいと思っています。パラパラとめくったときに、ビジュアルが印象を決めるので、デザインが重要になります。ただ、DTPの分野(インデザとかイラレとか)は不案内・不勉強なので、やや不安が残ります。

駆け出しライターの自分としては、分業とはいえ編集者の方が面倒を見てくれている部分が大きいと感じていて、自分の手で最初から最後までやることで、同人ではあっても勉強になるだろう、というのも今回やる動機の一つです。

大雑把なスケジュールとしては、八月から九月末まで、執筆作業と編集作業でそれぞれ一ヶ月分、という配分です。編集作業は予想より手間が掛かると見ています。二人いるので、互いに相手の原稿を読んで校正など指摘できるのは、共同制作のメリットだと思います。

補足

デザインを先割りにしたいのですが、上述のように私がDTPに弱いのと、後から協力者の方が寄稿する場合はどうするか、という問題点はあります。

広報宣伝を兼ねるようなことを、ネット上で何かやろうと考えています。ただ、文フリのスペースが取れると限らないし、ゼロアカの定員もあるだろうから、ある程度進行を見つつやります。

実は100枚書くのが大変といっても、このブログのエントリから焼き直して埋め草にすれば、あっという間に埋まるだけは埋まります。しかし、当然そのような安直な手は採用したくありません。かりに大幅に原稿が不足した場合の、落とさない緊急手段としてのみ考えています。

同人誌の制作決定・募集のおしらせ

概要

  • 日時
  • 仕様
    • A5版・表紙カラー/本文モノクロ・96ページ・定価500円・500部印刷
  • 内容
    • 批評同人誌。天野年朗しろうと)と、共同制作者の二人が中心になり制作。他執筆者の寄稿・対談なども予定。

文学フリマ」で販売する、批評中心の同人誌を制作することに決めました。それに伴い、共同制作者・協力者を募集させて頂きます。基本的に原稿料が出せず非常に恐縮なのですが、それでもよろしければ、ぜひご協力お願いします。

なお、同時に参加する別のイベント企画の要項で決まっていて、仕様は変更できません。500部刷るのは「正直、無謀」かもしれませんが、とうぜん赤字は覚悟の上ですし、余った在庫はまた別のイベントで売るつもりです。

共同制作者・募集

講談社BOX:東浩紀のゼロアカ道場

注・共同制作者は、現在すでに決まりました

一緒に同人誌を制作する方を一名だけ募集します。上記の募集要項を了承してくださる方に限ります。特に当日会場に来られないと失格になります。また、顔写真の公開があるかもしれません。私からの制限は特にありません。サイト・ブログ・これまでの制作物などがありましたら、ぜひお書き添えください。最初の応募で細かな個人情報を書く必要はありませんが、組むことが決まった後は、制作上必要な事項をお聞きします。

逆に、私の方のプロフィールは、「自己紹介 - 萌え理論Blog」をご覧ください。ほんの駆け出しではありますが、一応フリーライターとして商業媒体で活動しています。アニメ・ゲームなどのオタク系が得意ですが、現代思想の文脈での固めの批評も書けます。

同人誌をどういう企画・構成にするかは、もちろん二人の話し合いで決めますが、基本的に「道場破り」は不利な立場なので、エンターテインメント色を強く出して勝負に出る(表紙はアニメ調イラストを絵師に依頼するだとか)という、大まかな方針はご了承ください。印刷代・売上・在庫の配分も話し合いですが、費用が負担なようでしたら、印刷代をこちらで全部持ち、在庫と売上もこちらがすべて回収する、という形でも構いません。ただ、自分の懐が痛んだ方が必死になるので、折半が理想です。

確実にハードな作業になります。単純に考えると今回の条件から、1ページあたり800字で組んだ場合、一人あたり400字詰め原稿用紙100枚を、10月の見本誌提出に間に合うように書き上げなくてはいけません。しかも、同等かそれ以上に大変な編集作業も分担して行います。しかし、それらを考慮してもなお、最終合格者に約束する一万部の単著は魅力だと思います。……というわけで、冷やかしはご遠慮願い、本気のご応募お待ちしております。

締切は、一週間期間をとって、来週末(7月26日)です。とうぜん誰も応募しなければ、企画自体が成立しませんが、そういう恥ずかしい状態になった場合でも、7月末には経過を発表する予定です。

協力者・募集

上の共同制作者とは別に、協力してくださる方を募集します。執筆・対談・取材・編集・イラスト・デザイン・モデル・撮影・販売(売り子)……など、どのような形で協力してくださるか教えてください。まことに申し訳ありませんが、基本的にノーギャラになります(交通費など必要な経費は払います。また作業量の多い方には薄謝を払います)。もちろん、分量は可能な範囲で構いませんので、どれくらいの量ならできるかお伝えください。たとえば400字などの少量で結構です。

どういう感じの本を作るのか分からないと、応募しづらい面があると思います。そこで紙面構成の詳細が決まりしだい、それを伝えつつ募集を続けます。どこまで詳細を公開するかは未定ですが、ブログで制作過程を報告していきたいと考えています。

締切は、編集作業の都合上、8月末くらいには募集を終える予定です。

連絡先

萌え理論メールフォーム

ご協力してくださる方は、上記までお気軽にご連絡ください。メールフォームに色々オプションがついていますが、「同人誌制作・共同制作者(または協力者)募集の件について」などと書いてくだされば分かります。なお、返信先メールアドレスのご記入をお忘れなく。たくさんのご応募お待ちしております。またもちろん、制作に関わらなくても、当日来て買って頂ける方は非常にありがたいです。皆様の応援、よろしくお願いいたします。

追記

ノーギャラの件に関して、「利益独り占め」のような批判が出ましたが……。そもそも、完売してもおそらく赤字です(完売の前提も成り立たないと思う)。一回50部くらい売れるとして10回もイベントに参加したら、スペース代などの経費がどんどん掛かっていきます。ノーギャラでも交通費などは出しますし、見本誌送付したいので、他にも経費が掛かります。それに前回の文学フリマでは、87/245の抽選漏れがありますから、最初から売るスペースが確保できないこともありえます。だから、共同制作者の方も、赤字覚悟で臨んでください。

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