RSSリーダーはフツーの人に普及しなくても構わない

RSSリーダーがフツーの人に普及しなかった訳 - Core

一時期友人にはてなブックマークを勧めてみたんだけど、全然無理。
使ってもらえる気配なんてこれっぽちも無い。
唯一「面白いね」と反応を示したのは人力検索

人力検索よりはてブの方がはてなの主力でしょう。それは、フツーの人に普及しているからではなくて、コアなクリッパーがブックマークしまくることで、検索上位の良い立地を確保することで、結果的にフツーの人もページを見るからです。はてなは、コアユーザに働きかけるサービスが多いのですが、一部のアクティブユーザが活動することで、副産物が産まれるのです。

そして本題に入ると、RSSリーダが全体に普及しなくても、RSSがWeb制作者に普及して、RSSを使ったサービスを作ればいいのです。これが例えばUIの陰に隠れたPerlPHPなら、別にユーザはその存在を知る必要がないのは分かりやすいですが、RSSの場合は名称が用いられているので、RSSリーダ(サービス)とRSS(規格)が混同されやすいという面があります。

上位概念で見れば、RSSXHTMLAjax*1XMLの一種ですから、ユーザが直接意識しないレベルで、XML化(Semantic化・Web2.0化)は着実に進行しています。

このブログでもRSSを全文配信していて、RSS自体はカウンタを全く回しませんが、個人ブログ版の「プレスリリース」のようなもので、それを見た情報に敏感な層の人たちが、言及するなど何らかのアクションを取ることを期待しています。つまり、アーリーアダプターな人を通じてマジョリティまで届けば、よいとしたものなのです。

*1:別にXMLではなくてJSONを使ってもよいが