コメントの使い分け方の基準

あなたはブクマコメント派? それともブログにコメント派? - すちゃらかな日常 松岡美樹

 相手ブログのコメント欄に感想を書き込むか? それともソーシャルブックマーク(SBM)でコメントするか? それが問題である。

  1. はてなスター*1
  2. はてなブックマーク
  3. トラックバック
  4. コメント欄
  5. メールなど

コメントの使い分け方の基準は、一応考えている。上のリストでは、番号が小さいほど、コミュニケーションコストが小さく、大きいほどプライベート性が高まる。プライベート性というのは、コメントの対象範囲が狭く、返答確率は高いということだ。

引用先と同じく、はてブとコメント欄に絞り、メディアの性質を対比しよう。まず、はてブの方がコストが小さい。はてブに対して返答されることが少ないからだ。もし返答してもコメントの往復減衰率が高い。たいていの場合、100字の文字制限に達したら打ち止めになる。

はてブの方がパブリック、というと多少違和感があるが、SBMSBMの閲覧者がおり、Favなどを通じて、コメントを自分のテリトリーに流通できる。対して、ブログのコメント欄は、そのブログのブロガーと読者が主に見る。

批判的なコメントの場合、はてブと違ってコメント欄は、基本的に孤立無援の状態だ。言うまでもなく、城攻めは下策。したがって、「通常の三倍の勢いでコメントされて、城が炎上している」例外時を除いて、トラバ砲で同条件で応酬した方が戦略的に勝る*2

社交や馴れ合いの場合、人数はあまり関係ないが、挨拶のような手間が掛かる。返答されたかどうか、チェックする必要も生じる。また、チャットほどではないが、やり取りの切り上げのタイミングが難しい。

だから、アクセスが目的なら「B!」などのアイコンをつけておき、コミュニケーションが目的ならコメント欄を開放しておく、という運用形態が適している。また、低コストで読まれている実感を得るならスターをつけ、内容への指摘を得るならトラバを開放すればよい。メールは目的による。

最初のリストに戻ると、これはブログの性質とブロガーの性格にもよるだろうが、番号が大きくなるほどコストが高いので、コミュニケーションメディアとして利用する機会を少なくしている。しかしそのように使い分けることで、丁寧な返答ができる。

*1:スターを付けるか、引用のみの場合。スターのコメント欄は番号が大きくなる

*2:それに、相手のコメント欄だとレスが消されてしまう可能性もある