コメントの使い分け方の基準
あなたはブクマコメント派? それともブログにコメント派? - すちゃらかな日常 松岡美樹
相手ブログのコメント欄に感想を書き込むか? それともソーシャルブックマーク(SBM)でコメントするか? それが問題である。
コメントの使い分け方の基準は、一応考えている。上のリストでは、番号が小さいほど、コミュニケーションコストが小さく、大きいほどプライベート性が高まる。プライベート性というのは、コメントの対象範囲が狭く、返答確率は高いということだ。
引用先と同じく、はてブとコメント欄に絞り、メディアの性質を対比しよう。まず、はてブの方がコストが小さい。はてブに対して返答されることが少ないからだ。もし返答してもコメントの往復減衰率が高い。たいていの場合、100字の文字制限に達したら打ち止めになる。
はてブの方がパブリック、というと多少違和感があるが、SBMはSBMの閲覧者がおり、Favなどを通じて、コメントを自分のテリトリーに流通できる。対して、ブログのコメント欄は、そのブログのブロガーと読者が主に見る。
批判的なコメントの場合、はてブと違ってコメント欄は、基本的に孤立無援の状態だ。言うまでもなく、城攻めは下策。したがって、「通常の三倍の勢いでコメントされて、城が炎上している」例外時を除いて、トラバ砲で同条件で応酬した方が戦略的に勝る*2。
社交や馴れ合いの場合、人数はあまり関係ないが、挨拶のような手間が掛かる。返答されたかどうか、チェックする必要も生じる。また、チャットほどではないが、やり取りの切り上げのタイミングが難しい。
だから、アクセスが目的なら「B!」などのアイコンをつけておき、コミュニケーションが目的ならコメント欄を開放しておく、という運用形態が適している。また、低コストで読まれている実感を得るならスターをつけ、内容への指摘を得るならトラバを開放すればよい。メールは目的による。
最初のリストに戻ると、これはブログの性質とブロガーの性格にもよるだろうが、番号が大きくなるほどコストが高いので、コミュニケーションメディアとして利用する機会を少なくしている。しかしそのように使い分けることで、丁寧な返答ができる。