「もってけ!セーラーふく」に隠された深い意味
OP の歌のタイトルが「もってけ!セーラーふく」なのはおニャン子クラブ「セーラー服を脱がさないで」のパロディか。当時は脱がさないでだったのが、現代じゃスポーンと脱いじゃったうえにもってけという。
「らき☆すた」のOPが大人気*1だが、テーマソングの「もってけ!セーラーふく」に意味はあるのだろうか。これに関して、上記にあるように「セーラー服を脱がさないで」を意識している可能性はあると思う。しかし、ちょっとパロッてみただけではなく、作品本体とも深い関係があるだろう。どういうことか。
*2歌詞に「夏服が〜可愛い」という部分が聞き取れる。OPでこなた達が着ている陵桜学園の制服は冬服*3だから、さしあたって「月曜日なのに機嫌悪い」ので、夏服に変えたい(気分も変えたい)という位の意味だろう。
更に掘り下げれば、漠然と恋愛関係がほのめかされている*4し、「もってけ」というからには相手がいるだろうが、もしかすると日曜日にデートでもしている(裏)設定なのかもしれない。
そう考えると、「あたしだけ? とんこつハリガネ*5おかわりだ・だ・だ…!」というのは、かなりユーモラスな光景だ。それでいて、「私」が最後に笑う理由が「セーラー服だから」というのも意味深長である。もっとも、ここまで来ると妄想の域を出ないかもしれない。
OP最後のセーラー服が机に置かれている絵だけが少し異質だ。これは、OP中で応援団の衣装に着替えて踊った主人公たちが脱いで放置したもの、と捉えるのが自然だろう*6。
だが更に言うと、2クールということで、OPが変わる余地を残しているのかもしれない。夏に入る七月辺りで、夏服のOPに切り替えれば、最初のOPで脱ぐ意味が出てくる。