はてブ最適化の罠

萌え理論Blog - 「ボブの絵画教室」からエンジニアリングを学ぶ

上の記事を書いたらはてブが5usersしか付かなかったので、また地味記事を書いてしまったかと思ったが、その後の展開を見ると意外とそうでもなかった。幾つかのニュースサイトに取り上げられ、あの動ナビ砲で有名な動ナビで紹介された。接点がないかと思っていたので意外。動ナビといっても文章記事で関連記事だから他の記事に比べれば伸びないだろうけど、初動からすれば意外と反響があったと思う。

はてブ最適化 Hatena Bookmark Optimization(HBO)」ということを意識してからというもの、逆にアクセスが(大きく)伸びなくなってしまったと感じる。「SBMWeb2.0」かというと、少なくともロングテールの要素は薄いと思う。ホッテントリから消えた瞬間にアクセスもぱったり途絶える。ブログや縦に長いニュースサイトなら数日間は細々とアクセスがあるものだが、はてブは「後で読む」のか、熱しやすく冷めやすいし、はてブ以外で紹介される連鎖があまりない。「はてな村」というが、内輪すぎる。

この「はてブ最適化の罠」も、「ブログにおけるイノベーションのジレンマ」の一種かもしれない。どんどん最適化を繰り返すほど良くなるかというと、進化の袋小路というか、全体的な最適解ではない局所解にはまってしまうことがある。よくゲームでAI操作のNPCが、回り道すればいいものを壁で立ち往生している場面を見かけるが、そこら辺が機械的アルゴリズムの限界なのかもしれない。