サンクリ49報告、コミティア94・コミクリ21予告

報告

 10/24に開催された「サンシャインクリエイション49」にサークル参加しました。スペースに立ち寄って下さった方々は、誠にありがとうございました。

 スペースでは、ディスプレイを持ち込んで、『幽霊郵便』体験版の一部を動作させたデモ映像を流しました。体験版そのものの配布はしませんでしたが、これは、体験版とはいえボリュームとクオリティある程度確保したかったからです。

 「そんな仕様で大丈夫か?」という状態なのに、「大丈夫だ、問題ない」と強行すると、不評で失敗するかもしれません。「神は言っている。ここでエターナル(無期限・開発凍結)運命ではないと」ということで、「一番いいのを」リリースしようと思いました。

予告

 今後の予定としては、11/14の「コミティア94」(E-06a)、11/21の「コミッククリエイション21」(E-03a)に参加します。そのほか年内のイベントには、「文学フリマ」と「コミックマーケット」に申し込んであります。

 また、ブログだとすぐエントリが流れてしまうので、公式サイトの立ち上げの必要性も痛感しています。そこで、公式サイト、紹介動画、体験版を、できれば年内に公開したいと思っています。

 体験版については、イベントで先行配布して、その後にネット上でフリーで公開するつもりです。フリー配布は体験版のみで、本編はシェアソフトとなります。

紹介

 ノベルゲーム『幽霊郵便』の内容も少しだけ紹介しておきます。本作には、一般的なノベルゲームのような、選択肢による分岐はありません。そのかわり、別の独自要素があります。

 本作のテーマは「可能性」です。ストーリーに即してより具体的に言うと、行方不明となった少年少女の謎になります。その原因は、事故かもしれないし、事件かもしれない。あるいは、生きているかもしれないし、死んでいるかもしれない。そのような可能性が無数にあります。

 オーソドックスな選択肢・分岐以外の方法で、無数の事象の可能性をどのように表現するのか。去年からずっとそのことを考えていました。そして、今までのノベルにない、新しい形態に辿り着きました。

 しかし、本作はエンターテインメントを志向するため、新しさだけでなく、分かりやすさをも備えている必要があります。娯楽作品は、万人が理解可能であることが求められます。しかし、新しさを求めると実験的になり、娯楽性が失われる恐れがあります。

 この新しさと分かりやすさのジレンマで、私は長い間悩みました。そして、今年に入って、少しずつ構想がまとまっていきました。様々なジャンルから、既存のフォーマットを取り込むことで、新しさと分かりやすさを両立できるのではないかと思います。

 後はこれを形にしていくわけですが、1人で制作しているので、チーム制作の何倍も時間が掛かります。開発が遅れて、大変恐縮です。しかし、少なくとも第1巻は必ず出す予定です。

 さらに詳しい本作のご紹介は、公式サイトで後日、行いたいと思います。なお、『エルシャダイ』PVの台詞に、共鳴する精神を感じたので、引用を下記に示します。*1

 人が持つ、唯一絶対の力。
 Humans have a unique gift.The power of choice.

 それは自らの意志で、進むべき道を選択することだ。
 Free will.They can follow any path they desire.

 お前は、常に人にとって最良の未来を想い、自由に選択していけ。
 So choose your path carefully.
 The future of mankind depends on it.

 さあ、行こう……
 Time to go...


エルシャダイ アセンション オブ メタトロン』(El Shaddai Ascension of the Metatron)
公式動画中にある、イーノックに対するルシフェルの台詞から抜粋

*1:※注:本作はオリジナルで、『エルシャダイ』の二次創作というわけではありません。作品自体は一切関係ありません