ブログ『萌え情報Blog』開始
概要
2009年4月25日、当ブログの管理人は、新ブログ『萌え情報Blog』の運営を開始いたしました。そこでは、美少女コンテンツを中心に、マンガ・アニメ・ゲーム・Webなどの情報をお伝えします。なお、使用したブログサービスは、「FC2 BLOG」です*1。
詳細
すでに先行したニュースサイトが多数あり、しかもRSSリーダが普及してきた現状で、後発のニュースサイトは十分なアクセスを得られない可能性も大きいことでしょう。しかし、新ブログでは、本ブログの運営で得たノウハウをもとに、既存のニュースサイトとの差別化を図り、以下の指針を立てました。
速報性より包括性を重視
まず、ニュースサイト運営で半ば常識化している、速報性と網羅性（または専門性）の追求は、あえてしない方針です。なぜでしょうか。
たとえると、既存の羅列型ニュースサイトは、（テキストサイトが「製造」だとすれば）実は「卸売」に近い位置づけだと捉えています。夕食を作るのにいちいち卸まで行くのは不便です。いっぽう新ブログが狙うのは、「小売」のポジションです。卸売市場なら情報の鮮度や、品揃えの豊富さや、専門品が見つかることが、たしかに大事でしょう。しかし小売では、同じ材料を卸から仕入れても、料理の仕方で異なる品ができあがります。
より具体的には、時系列（の新しさ）にこだわらない、特定の組織・人物・作品・事件などのまとめ的記事がそれにあたります*2。個々の事柄は既出の情報であっても、ググったり過去ログを読んだりせず、ある程度完結した情報を得られるのが理想です。それに、管理人はニュースサイト運営が初めてなので、テキストサイトの性質を混ぜ、今までの経験を活かします。
固有性より普遍性を重視
次に、新ブログの目的は情報提供であって、交流にはありません。だからコメント欄もトラックバック欄も設けていません。運営者の人格ではなくて、紹介する美少女キャラクターを、前面に出していくつもりです。本ブログが時間とともに散漫になっていると自分自身でも感じていますが、新ブログでは低エントロピー指向でいきます。
感想や批評もつけません。特に、ネガティブな意見にはネガティブな意見が返ってきます。更新そっちのけでコメント欄での議論に夢中になったりするのは、アクセス効率上最悪です。これは結局、サポートに手間を取られている事態にも見えます。このブログはメモ代わりに何となく始めたので、最初と現在では内容も形式もだいぶ変化していますが、今度のブログでは、情報の集約によって集客するという、目的意識を明確に持って臨みます。
「クリック価値」の向上
また、読んですぐ効果があるリンク作りを意識します。具体的には、飛んだ先で美麗なイラストや動画が見られる、体験版や無料ゲームが遊べる、といったことです。特に、グラフィカルなページは、次で挙げる読者平均リードタイムの短縮にもつながるので、積極的に取りあげます。
新ブログにおいては、「萌えが正義」であって、「ネタ」ニュースは、それがいくら面白くても、あまり重視しません。また、ある公式サイトの細かい更新（発売前カウントダウンとか、CGギャラリーに1枚追加とか）までは追いません。あまり細かく記事を刻まないほうが、短縮できるからです。
ジャンルごとの絞り込みの基準はまだ検討中ですが、一つの案として、次も選ぶであろう確率の高いものを選ぶ、ヒット率による選択基準が有力だと考えています。過去にリンクや記事を掲載していれば、まとめ記事へと遷移しやすいので、全体の方針から自然とその考え方に行き着きます。
「リードタイム」の短縮
そして、読者の「リードタイム」の短縮を目指します。ここでいう（読者の平均）リードタイムとは、ブログの購読開始から終了までに要する時間のことです。ただし、そのニュースサイトを読んでいる時間だけではなく、リンク先をクリックして読み終わるまでの全体を考慮します。このリードタイムのうち、中身を読んでいないムダな手待ち時間の削減を目標にします。
具体的には、目的のコンテンツが飛んだ先のどこにあるかわかりにくいリンクの記載を、なるべく避けます。また、「アニメ」「ゲーム」などカテゴリ分けして、興味のないリンクはそもそも開かなくて済むようにします。細かい話のようですが、常連の読者に長期に渡って読んで頂くには、意外と重要だと考えています。ただ、成年向け美少女ゲームのサイトで年齢認証が絡んだり、ディープリンクを禁止しているサイトがあるなど、問題点もあります。
ターゲット
たぶん、これらの話は、面白い面白いでネットを隅々まで巡回しておられるヘビーユーザのかたには、全然ピンと来ないと思います。ターゲットは、「学生ノリや2chノリについていけない」「やたらリンクや更新を増やされても読みきれない」「『ググれ』『過去ログ読め』と言われても面倒」と感じる、時間のない社会人です。
さて、ニュースサイトはアクセスの最高速が高く加速は遅いので、結果が出るのは当分先のことになるでしょうが、5月の連休に向けて新ブログの更新を重ねて参ります。
