広告記事『人生哲学 阪神タイガース的』

概要

Sony Magazines CATCH BON!(販売先)

「負けたかて かめへんやんか 虎が好き」
この心境こそが、勝ち負けを気にせず人生を楽しむ秘訣なのです。
人間、死んでしまえばみんな平等です。
ならば、生きているあいだ、あくせくする必要はありません。(中略)
もっとのんびりやりましょう。
阪神ファンは、そういう心境に達することが容易にできますよね。

阪神ファンとして長年の“修行”を積んだ結果、心の平安を得るに至った著者が綴る、「阪神タイガース的生き方」のすすめ。

紹介

阪神タイガースファンというと、優勝すると道頓堀川に飛び込む、というような過激なイメージがあるかもしれませんが、この本ではもう少し穏当で共感できそうなことが書かれています(巨人軍や野村監督に対する批判はありますが)。タイガースファン以外の方も興味を持てる、というかむしろファンでない人にもなるほどと思わせるところがあるでしょう。

その要点は、現代の管理野球・確率野球に対する批判になります。本書によると、巨人軍の川上監督は官僚でたとえればノンキャリア組で、勝たなければすぐに辞めさせられてしまうであろう立場であり、そこで徹底的に勝つための野球をはじめた、といいます。「ON」のような主役と脇役を完全に分けて、脇役はバントで塁を進めてチーム全体に奉仕する、という野球です。

甲子園についても、そんなに練習ばかりさせていたら、人間が偏ってしまうのではないか、といった、勝利至上主義へのアンチテーゼの意見を寄せています。全体を通してのキーワードは「アマチュアリズム」でしょう。上の引用にあるような、「勝ち負けを気にせず人生を楽しむ」といったような達観した人生観が述べられています。

著者はなんと著書が500冊もあるといい、さすがはベテラン中のベテランで、とても読みやすく書かれています。


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