助言で人を怒らせる7つの方法
基本
- 「そんなのうまくいくはずがない」とやる気を失う態度
- 「大体お前はいつも〜」と実は助言の皮をかぶった説教
- 「お前のためを思って〜」と失敗の責任は取らない立場
- 「〜に決まってる」と決めつけながら自分はしない断定
- 「俺も昔は〜したもんだ」と自分を押し付けてくる昔話
- 「どうなっても知らないからな」と後味の悪い捨て台詞
- 「だから言ったじゃないか」と後で言いたいための伏線
応用
「○○だって? ふ〜ん…。老婆心から一言いわせてもらうがね、そんなの絶対うまくいくはずがない。大体お前は○○関係で失敗してたじゃないか。お前にはまだ早すぎる。昔から「良薬は口に苦し」とはよく言ったもんで、俺はお前のためを思って、こうして言ってやってるんだ(別に失敗の責任を取るわけでは全くない)。だいたい○○なのに××なんて、ダメに決まっているだろうが。俺も昔は△△で□□しようとして失敗したもんだ。あの頃はバカだった。…どうしてもやりたいなら止めはしないが、どうなっても知らないからな(→後で「だから言ったじゃないか」の追い打ちの余地)。」
考察
こういうの、あるでしょう。極端な例なので、助言とは思えないほど、クドくてウザくなってしまいましたが、全体を通して全く相手の立場に立とうとせず、判断を押し付けるのが特徴になっています。逆に、自分の主張を控え目にして、相手の立場に立って有用な情報だけ渡して、判断自体は任せるのが、良い助言でしょう。
もっと端的に言うと、悪い助言は出力に対して、良い助言は入力に対して、意識が向いています。上の例も要するに、自分の考えを他人にやらそうとしているから鬱陶しいのでしょう。それに責任回避が加わると大変です。特に、成功すれば自分の手柄にし、失敗すればその人の努力不足にするような場合、最悪です。
助言する方を中心に考えましたが、もちろん助言される方にだって、良し悪しがあるでしょう。こちらは一言で言うと、「聞く耳を持たない」態度が悪印象を与えます。話を最後まで聞かずに遮ったりすると、話がまとまらなくなります。情報を全部聞いてから判断しても遅くはないでしょう。とはいえ、上の応用例みたいな話はあまり聞きたくないところですが…。
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