まとめ化への意見にまとめて答える

まとめて失望先生

  1. まとめ記事はアクセスは増えるでしょうけど、アフィ的にどうなのか
    • クリック率が低下するのでは?
  2. はてブホッテントリ上位でも、個人ニュースサイト界隈で取り上げてもらえないとなかなかPVは伸びないのでは
    • 今回はたまたま上手くいった説

の2点。まあ、まとめ記事以外書かないとは一言も仰ってないので今後も期待しています。

どれも仰る通りです。クリック率(と単価)は低下するし、次回が上手くいく保証もないですが、もし現行スタイルで需要が頭打ちの場合、全体のフォーマットを変えなければ、ずっとアクセスが横ばいのままになるのが自然なので、少なくとも一定期間は試行錯誤してみても損はないという印象です。一回どこまでいくか試してみたいんです。

それと、まとめ記事以外書かないどころか、むしろまとめ記事が全体の生産力を引き上げる(生産力議論)と考えています。例えば「にゅーあきば」とかは、PC・WEBの話題をメインにして、たまに萌え企画をやっていますが、このブログも自然とそういう形態に近づいていくでしょう。キリンの首が長くなるみたいに、淘汰の結果そうなっていきます。

蛇足ですが、(特にインスト経由が壊滅的に減った今)私的にはAdsenseの方が有望です。なぜなら自動的に広告をマッチングしてくれるから。ほとんど更新の手間が掛からないことを考慮に入れるとかなり優秀に思えます。最適化については…ここで言っても仕方ないですね。

まとめはうす

304 Not Modified: まとめサイトの向こう側

まとめサイトの手順って「探索」「評価・選択」「紹介」だと思う。この3つだけを見たとき、これただの個人ニュースサイトじゃないかと思った。例えば、駄文にゅうすさんはまとめサイトに近い感じで、同系のニュースを並べて紹介してくれます。そう考えると、関連するリンクを並べただけのまとめはコメントのない羅列型ニュースサイトで、リンク先への評価まで書いてあるまとめはコメント有りのニュースサイトと言えなくもない。

まとめ記事に魂を売ったid:sirouto2氏w

http://homepage1.nifty.com/maname/log/200702.html#251928p2

仰る通りですが、羅列型ニュースサイトがまとめと同じカテゴリということになると、はじめから魂を売っていることになってしまいそうですね…。いや、途中で方針転換する思慮の浅さに対して仰っているんでしょうが、まとめ記事そのものは去年からやっていました。あと、「まとめサイトで紹介されているリンクってどれくらいクリックされてるの?という疑問」については、紹介先のアクセスランキングで一位になっていたので、一過性だとしてもそこそこクリックされているようです。

「探索」「評価・選択」「紹介」というのは、私的には「入力・処理・出力」と捉えています。それで羅列とまとめの違いは、コメントの有無よりも、広さ優先探索(面白ければ何でも紹介)か、深さ優先探索(特定のカテゴリ・ジャンルに絞る)か、だと捉えています。つまり、羅列は無関係だから「羅列」で、まとめはテーマでまとまっているから「まとめ」だと。

それと、まとめは必ずしも時系列でなくてもいいので、Wiki型の方が向いているかもしれず、ブログという器が少し不自由に感じます。これも、にゅーあきばみたいにMovableTypeで組めば、自由度が高くなるかもしれません。

まとめサイトって人の手なしでも作れるようになる日もそう遠くないですね。ソーシャルブックマークを利用して、キーワードやタグで絞り込んで、コメントも同時に表示すれば まとめサイト2.0 の出来上がり。

萌え理論Portalはその発想で作りましたが、RSSSBMPlaggerなどがあるからニュースサイトは不要になるかというと、少し違うだろうと思っています。なぜなら、それらを使って情報を集められるとしても、そこから更に人間が情報を集約する余地があるからです。(今のところ)BOTは意味で分けられません。

ブログの記事一つ一つを点と考えると、ブログ全体は線だと思います。同じ人が書いたというバックグラウンドでの繋がりが、点と点を繋げているでしょう。しかし、まとめ記事はネット上に存在する他の人の点と点を繋げたもの。それをどう繋げて、一つのブログとしての連続性を見せていくのか。

マンガに雑誌連載と単行本があるように、ブログで毎日更新したまとめを、一定量・期間ごとに、まとめサイトとして別の形で出力できるようになれば、と考えています。ここで、羅列型だと一ヶ月間のニュースを並べても、相互に無関係なのであまり有り難みが増しませんが、例えばIE7のまとめとFirefox2のまとめが二つ並べられていれば、乗り換えを検討する人が比較できます。まあ実際にそうお題目通り上手くいくかは別ですが、要するに「まとめのまとめ」によって線として繋がるだろうと思っています。