生産性議論の簡潔公平まとめ

現在の議論の焦点

山形・池田「生産性論争」への今頃のコメント

山形さんが本当に言いたかったことは、
「ある産業での国際的な所得格差は、その産業の国際的な生産性格差に起因するものではない」
ということだと思われる。

賃金水準は、絶対的な生産性で決まるんじゃない。その社会の平均的な生産性で決まるんだ。

http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070211/p1

発端となった上の箇所の解釈において、賃金水準が全体のものか個別のものかで、全く異なる。海外の経済学者に宛てたメールによって齟齬が明らかになったが、山形浩生氏は「全体」の賃金という意図で発言し、池田信夫氏は「個別」の賃金という意味で解釈したらしく、議論にすれ違いがある。発端となった文章がどちらの意図で解釈できるのかをめぐっては議論の余地があるだろう。