ブログにありがちな3つの法則

惰性更新

その日その日の更新に追われて、考えが断片化してしまう。何かの問題に対して、ググって解答だけ見ても体系的な知識が身に付くとは限らないように、毎日ブログを書いていて、時事ネタに対する反応が上手くなることはあっても、何か見識が深まっていったり、スキルが自然と身に付いたりすることは、あまりない。そもそも本当に現実において実力がある人は、毎日ブログを更新したりしないのではないか。

話題反復

「IT論」「ブログ論」「はてブ論」「非モテ論」「コミュニケーション論」…など特定の話題がループしている。また議論内容自体もループしがち。いくらマンネリに感じようとも、はてブやニュースサイトの需要があるので、アクセスを全く無視できればともかく、実際にはこのチェーンから抜けるのは容易ではない。

意見調整

しかも重複があるだけではなくて、ネットにおける付和雷同の問題がある。一度ある空気が広まってしまうと、それに抵抗するのは容易ではない。リンク先の例では「ゲド戦記」に対する評価が固まってしまうと、それに反する感想が言いにくい空気が醸造される。はてなで言えば、「無断リンク禁止!」とは非常に言いにくい。


ネットの意見相互調整機能に個人は抵抗できるのか? : ARTIFACT ―人工事実―

まとめ

つまり、一般的なブログは、「惰性で更新」しがちで、「話題が反復」しがちで、「意見が調整」されがちである、という平凡な見解に落ち着きます。逆に、「惰性で更新」せず、「話題が反復」せず、「意見が調整」されない、という常に「僕はもっとパイオニア」たろうとするブログがあれば、人気が出るかもしれません。…それは「分裂勘違い君」の方法論ではないでしょうか。

来年の抱負

十大ニュースの予定を変更して、今年一年このブログを書いてきて、よく起こった問題をまとめておきました。さて、この「惰性更新」「話題反復」「意見調整」というブログの三大問題を解決する方法はないのでしょうか。実際に解決できるかどうかはともかく、それに対して一定の明確な回答を考えてはいます。それはこのブログの来年の課題でもあるので、一月一日の日付で書くことにします。