「誰に投票してもどうせ何も変わらないだろう」という日本政治の閉塞感を破る方法

政党・政治家というインターフェイスの操作性は著しく低い。国民主権というのはお題目であって、われわれの投票は政治に少しも影響を与えず、実際は利権で動いているのではないだろうか。しかしそんなことは誰でも分かっている。そこで、もっとシステムの低レベルに直接アクセスできるようにしたらどうか。あるいは「政治API」を提供するということだ。どういうことか?


具体的には、国民が税金を収める際に、その一人一人が税金の使途をある程度選択できるようにする


長い歴史の中では既出だろうし、例えば衆愚政治になるとか、「それではうまくいかない」という反論は山程あるだろう。しかし、とりあえず現在のわれわれは計画経済ではなく市場経済を採用しているのだから、政治が市場的になっていけないということもないだろう。現在が既にうまくいってないのだから。もちろん各分野にミニマムな予算枠が必要だと思うけど。いつになったら年末に予算を消化するためだけに道路を掘り返すようなことがなくなるのかという思いから、深く考えずに思いついたアイディア。