(最近の)アニメ雑感

今一番勢いがあるアニメ。ハレ晴レユカイオリコンを狙う。ここまでブレイクするとは思わなかった。個人的には冒険でしょでしょの方が好き。後OPも凝ってるけど、どうせならぱにぽにみたいな奇抜なOPにしてもいいかも。ただあれは黄色いバカンスとか歌と意味が全然合ってないのが気になった。後でまとまった考察を書きたいところ。

OPが変わっちゃったので今さらなんだけど、OPテーマのdisillusionを振り返ると、本編の意味が深く感じられる。「誰かを当てにする」ことと「誰かのために生きる」ことは紙一重だけど全然反対のことで、それは(一見後者であるように見える)士郎とセイバーの差であると思う。展開にアニメの独自色が出てきたようなので、今後も注目したい。

詩音は女の一途さというか嫌らしさみたいなものがあって、魅音というか圭一と(沙都子を折り返し地点にして)対照的である。その圭一@十二面立方体*1といえば今回も、CMに行ってる間に、すでにまんまと八百長ゲームにはめられているのだった。だいたいいつもトミーの死後はもう(精神的に)犯され屠られてしまうだけ。どういうわけかひぐらしの女性はみんな凶悪だ。


で、祭具殿のオヤシロ様(右手がない)とか、「土壇場タン」という音の扱いとか、圭一の電話に繋がっている相手とか、原作と異なりこの時点で割とあっさり描いてしまっていて、そうすると怖さがあまり出ない。全体的に端折っているから気にしないのだろうけれども。そういえば今回はタカノ@ドラムカンの魔術師さんが主役の扱いだったけど、知恵先生がカレーを食べているところとかお目に掛かる機会はあるのだろうか。缶詰云々の話はカットかな。


…アニメでは省かれてしまっているけど、レナ「もう一人の私〜」圭一「レナはレナ」というやり取りとか、今となっては大掛かりな仕掛けよりこういう些細なシーンが好き。レナは各編ごとに違った面を見せていて、何というかRPGの色違いの敵とか格闘の2PカラーとかSTGの進行ルートで違う攻撃方法をする敵というか。「まずいぞ…2パターン以上か」という感じ。というか、そもそもアニメから見た人は話がリセットされていることに多大な違和感を覚えると思うけど、そういえば何の説明もなかった。お疲れ様会とかもないし。

  • 錬金3級まじかるぽか〜ん

まじぽかのユルさは異常。今までOVA的に作画は安定してたが、6話後半(12話)で作画の崩れがあったということを、スタッフ自らが漏らしていたようだけど、でも作画より話のユルさの方が気になる。いや、ユルニメーションは承知で見ているけど、落ちが弱いのが特に気になる。また話としては繋がっているのに、感情とか全部リセットされちゃうフォーマットが悲しい。省略して想像させるということでもないし。二年も準備をしているならそこに工夫が欲しかった。


でも、マジックショー(マジカルショー)の回は、トウフ(みたいな箱)に乗ってる売れないアイドルみたいな感じで、琴線に触れて思わず応援したくなる。でもびんちょうタンみたいに生活掛かっているわけではないので、それほどの共感もない。そこがユルニメたるゆえんだけど、なんかもう少しは塩味が効いていてもいいと思う。OPとの兼ね合いからいって。これからそうなってくるのかな。でもまあ、マジでポカするB級(3級)な展開をぽか〜んと見るというコンセプトなんだろうな。

デザインとか全体的にガイナックスの鋭さを感じない。前回のドットハックもダラダラ喋っている感じだった。アニメとゲーム、リアルとネットワークというようなコンセプトは面白いのだけれど、言うほど斬新さを実感できない。作品中で言及があったけど、『ゴドーを待ちながら』というか待機状態が多かった。

いかにもコメディという雰囲気が出ていて、すごく普通なアニメを見ている気がする。時間帯が夕6時頃でもいいような。最近のアニメはギャルゲエロゲともう一つはライトノベルからの移植が元気いい。

もう一人のハルヒ。そう言えばショタキャラが自覚的に出るのってあんまり見ない。HAUNTEDじゃんくしょんとか。少年誌的空間での少年は、例えばディスガイアのラハールのようにまだ恋愛の意識を持たない活劇体質になるからだろうか。

そのディスガイアだけど、狙ったような妹が次回出てくるとのことだが、女らしさのようなものが嫌いなラハールがやはりうざがるのでエロゲ的展開にはならないだろう。この中性的な感触はマール王国シリーズの頃からそうだった。いや、マールではずばり恋愛をモチーフにしているのだけれども、コメディにしてメルヘンで、さっぱりと描いている。

*1:正十二面体か。サイファー@十次元立方体とごっちゃになってしまった。