アニメ雑感

萌理サービスを改造してて書く暇がないんですが、アニメを見た感想を簡単に書いておきます。ちょっと文章が荒いかもしれません。


涼宮ハルヒの憂鬱」が人気ですが、今振り返ってみると仕掛けが巧妙でしたね。ショボイ公式サイトしかなかった頃とか、第一話の喧々諤々の騒動では、まだここまでブレイクするとは予想できませんでした。今は人気が一過性のものなのか、アニメが終了しても根強い人気になるのか、具体的には同人で流行するかというところが興味深いです。


で、内容にも触れると、ハルヒの魅力は少年のような少女という魅力で(シャナもそうですけど)、それがのいじ絵と上手くマッチしていると。そして、ハルヒ長門の人物造形は、アスカと綾波のパターンにも見えていて、これは考えがまとまれば後で一本の記事にしたいです。


ひぐらしがなく頃に」が綿流し編に入りました。アニメ版流れが分かりやすいなあ。ただDQNのバイクを倒すシーンとか、原作に比べると(たとえ絵が商業だから綺麗でも)どうしても陳腐に見えてしまいます。前にも触れましたが、あのシーンは暴力性が二重三重…というか後の展開も含めれば五重六重に重層的に描かれていて、上手いと思いました。アニメではパトカーのサイレンとかで簡略化されていますが、まあ時間の都合で仕方ないでしょう。


逆に言うと、むしろアニメでは、ひぐらしの世界を上手く一筆書きでスケッチしているとも言えます。それで、魅音が詩音のことを評して「冷たい」と言い、あとSMのイメージが出てて、これはコミカルな演出でオブラートにくるんでいるけど、後でけっこう本質的なことだと分かります。でもまあ思わせぶりはこれ位にしましょう。


あ、でも一つだけ。「ひぐらしがなく頃に」の「頃」を分解すると「ヒナ見」、つまり「雛見沢」になるんですよね。アニメから見始めてすぐ気付いた人は結構注意力がある人ですね。他にも名前とかみんな意味があるんですが、またそういう謎解きみたいなことやりたいですね。


原作では暗中模索という感じが強くて、それは文章だから視覚的に見渡せないことが要素としてありました。だから自転車でシャーッと街に行くシーンとか新鮮です。もちろん立ち絵と背景はありますが、アニメのようにカメラを振れない。鬼隠し編を振り返ってみると、鉈とか多重人格とか撲殺とかが怖いのではなくて、それまでの日常が混沌として全部罠に見えてくる、という被害妄想的な世界が怖いわけです。原作ではカップラーメンの銘柄を当てられたときが(鬼隠し編では)一番怖かったです。あとレナがキスしてますが…これも暇が出来たら後で一本の記事にしたいですね。


まじぽかこと「錬金3級まじかるぽか〜ん」ですが、萌え的には意外とあなどれないです。OPが素敵。ただ、世界観が割といい加減な気がします。というか公式ブログを見ても、あまり煮詰め考えていないことが分かります。海水浴に行く回を見たんですけど、なんかファンタジー的なギミックの使い方に節操がないなと思いました。なんでもありというか。まあ軽いノリですからいいんですけど。ただ伏線なしにあの落ちかと思いました。よく見るとあったのかな。いずれにしても、物語をやりたいなら人間以外のものがどういう関係になっているのかよく分からないし、ギャグをやりたいならギャラクシーエンジェル位はっちゃけてもいいかも(よくないかも)。


ストロベリーパニック」は、とにかく女の子が女の子女の子していて、「女子高生GIRL'S-HIGH」と完全に対照的です。「ひまわりっ!」が中間くらいかな。「西の善き魔女」とかでも何か女装したり色々あったんですが、時間帯が遅すぎるし目立たなくて残念です。ビデオ録画に時間は全く関係ないかというと、ネットで実況に参加するような要素が出てきてるんでそうでもないところがあります。とにかくキャッチーな要素が欲しいです。「ウィッチブレイド」みたいにとにかく幼女を出せということでもないんですけど。「Soul Link」の323(系)絵はいいんですけど、戦闘してる緊迫感があんまりないですね。学園もののノリが混ざっちゃってるからかも。