アニメ雑感

今期のアニメは暇を見て触れておかないと機会がなくなるので。まとまったら後でちゃんとした一本の記事にします。一番早い記事はたぶんハルヒになるでしょう。眠いので色々間違ってるかも。

Fate/stay night

OPが変わった。士郎がアーチャーを継承するという理屈は分かるが、実際にアニメを見ていてあまり腑に落ちる感じはしない。というのは、アーチャーはバーサーカーと死ぬ思いで(死ぬけど)戦っていたのに、士郎はセイバーとたなぼた式にいい思い(ドラゴン洞窟)をしたという感じなので、あんまり感動がない。実際、人気投票(ゲームの方)でも負けてるし。


振り返る形になるけど、古典的な成長物語の視点から言うと、途中で一回挫折する場面(去勢)が欲しかった。肉体的には何度も死んでるけど、精神的には全然変わっていないように思える。最初にセイバーを引いたのを始め、なんかずっと運だけで勝ってる気がする。(もちろん、聖杯戦争をはじめ全体が運(命)=Fateという設定なんだけど)

ひぐらしのなく頃に

鬼隠し編終了。展開が早過ぎて、原作ほど怖くない。原作のスタコラサッサみたいな感じの日常パートはベタだし退屈なんだけど、それにさんざん慣れてから祭り・トミー死亡で怖くなる、というのがパターンなので何か工夫が欲しい。じゃどうすればいいかというと、わかんないけど。壊れたレナが萌えるので、レナが鉈を振り回して追って来るシーンとか、端折られた様々な演出が惜しい。


次は綿流し編…OPでネタバレしちゃってるので今さらだけど、鬼隠し編の最初でのトランプは、次の綿流し編の伏線というか暗示になっている。傷が付いたカード・二枚をすり替えるという。しかもそれだけではなくて、圭一だけが分からないまま思考を読まれてしまう八百長ゲームというのは、ひぐらし(出題編)全体の構造を象徴している。

錬金3級 まじかる?ぽか〜ん

半分に分割されて小粒な気がするけど、意外と面白い。エロいOPがいい感じだけど、ロゴ浮きまくり。ふつうの意味での萌えアニメということならこれが一番そんな感じかも。鉄子を水洗いする回はなんか声が変わったり水が漏れたりするのが新鮮だった。電源を落としたりブートしたりするシーンはメカ娘ならでは。不死と再生の魅力。

魔界戦記ディスガイア

なんか違和感があるのは、深夜なのに性的・暴力的なものを一切排しているからか。魔界と言いながらメルヘンでコミカルでオプティミスティックな世界観。高千穂遥のテレ東批判で放送の時間帯がおかしいみたいな話があったけど、そんな感じかも。でもまあそれが日本一ソフトウェアクオリティ。


ここまで書いてきて、深夜アニメでは萌えの流行で女の子キャラがやたら多く出てくるけど、まともな恋愛に発展するものは意外と少ない気がしてきた。なぜか主人公は抑圧している。「夢使い」なんかでは恋愛をモチーフで扱っているけど、照る照る坊主になったりサンバになっちゃうし。まああれはディスコミの頃からそういうノリだけど。何だか幼児退行としての萌えの面が出てきてる気がする。