moe2.0の構想

Ajaxなどのweb2.0技術と萌えを結びつけた
「moe2.0」パラダイムについて考えてみる。


まず、キャラクターのバラ売り論を更に深化する。
エロゲはラノベと異なり日常描写が多くなるが、
それをわれわれの日常と結びつけられないか。


エロゲは成人対象なので、プレイヤは社会人が多い。
すると例えば経験値稼ぎ・レベル上げのごとき描写を
読んでいる時間はなかなかないだろう。


そこで他のジャンルと融合させることで重複を削れないか。
例えばニュースやRSSなどのインターフェイスを萌え化
できないか。つまり『もえたん』の全面化である。


ここで、以前から「伺か」などのゴーストや
「ちゆ12歳」などのVNIはあるではないか、
という疑問に対しては、web2.0がポイントになる。


また、エロゲギャルゲ美少女ゲームのオマケとしての
デスクトップアクセサリーは昔から山程あるが、
むしろアクセサリー自体がメタゲームにならないか。


これらはどういうことか。一つのイメージを描いてみよう。
例えば萌えブラウザというものを作り、ノベルゲーム風の
インタフェースでwebページやRSS閲覧できるようにするとか。


こちら側でブログをキャラに割り当てて読み込む。
文章も変換器で語尾などを翻訳してしまう。
かつてのVNIと異なり、ユーザ側の能動性がある。


Googleサジェストや最速検索などを更に進めた
会話型の検索はできないか。自然言語処理は難しいが。
あの時代を先取りし(過ぎ)たNOELのような外観で。


自律型(NPC)と演技型を区別しよう。
後者は、例えば掲示板やチャットなどで、
アバターが更に進化した形にならないか。


はてなmixiのキーワードの言及状況を
マップにするソフトはあるが、
それをADVゲームの移動画面に見立てられないか。


まとめるとこうだ。萌えブラウザを起動すると、
移動画面があって、はてな街やmixi村や2ちゃん洞窟がある。
各種サービスを横断して、一つのインターフェイスに統合する。
(ログインなどの処理は隠蔽して、キュビスム的統合を保つ)


そしてキャラとのノベル風会話画面で、個々のサイトを見れる。
例えば過去ログはバックログを見るような感じで対応させる。
合成音声技術がもっと進んで自然に読み上げられたら面白い。


会話途中で気になるキーワードはアイテムとして入手できる。
ノエルの会話ボールとか御神楽の推理トリガーとか、
なんでもいいのだが、ゲーム的な操作システムにする。


また、はてブのブクマ数などの数値を視覚化してみたい。
単純な例では、ブクマ数が多ければ表情が笑うだとか。
他にもジャンルが科学なら白衣、文学なら眼鏡をつけるとか。


もしサイト側から参加の動きがでれば、かなり面白い発展が可能だ。
例えばブログに選択肢を付ける。少し面倒だがXMLで書く。
これをブラウザで解釈すると、選択肢が実現するという感じだ。


ゲームの立ち絵等をどこからどのように調達するかが問題になるが、
ブラウザは各個人で使うので、そこら辺から適当にパクっても
問題にならないだろう。もちろんフリー素材という形が一番良い。


以上のアイデアは全て妄想に過ぎないが、実現したら面白そう。
今はメモ書きだが、構想を更に練って、実装は可能かという所まで
進めたらいいと思う。まだAjax自体勉強中なので先の話だが…。