はてスタがはてブ冷戦後のパワーバランスを変える

(…)文章の一部を抜粋して頂いたブクマのコメントの方に、はてなスターがつけられているのを見て、元々自分の文章なんだから、そのスターは僕の記事本体につけられるはず(…)

そう思ったことはないです。むしろ、はてブのコメントにはてスタが付けられるようになってから、(それが引用であっても的確なものに星が付くことで)コメントを付けるためにブクマが伸びる効果がありそうで、そちらの方がありがたいです。それだけのことですが、そう思う背景をもう少し掘り下げます。

はてブホッテントリをずっと観察していて、ここ最近は読み物系(非便利系)の記事も結構伸びるようになってきたんですが、はてブコメントではてスタを貰えることが競争を起こした(大喜利効果)のが、原因ではないかと推測しています。

私自身ブックマーカなので思うのですが、ブックマークはストックなので、なるべく便利系記事を中心にブクマしたい。だから、面白い文章でも一度読めば済んで、「後で読む」必要がないものをブックマークする動機が弱い。

そこに、フロー的に使えるはてスタの登場によって、需要が創造されたという流れで捉えています。もし小銭がなかったら、自動販売機だとか、細かい需要が潰されてしまうでしょう。そんな感じです。

一番初期のはてスタを見たときに、はてブと役割が重複してムダになる気がしましたが、使い分けができ活性化する面が出てきたのは面白いですね。ところで、タイトルの「はてブ冷戦」とは何を指すのか? それはみなさんで考えてください。