アマチュアブロガーとプロブロガー

ロリコンファル - 街の本屋さんのさりげない喜び −ARIA――優しい歌声−

これは本屋さんやアフィリエイトに限らず、例えば、街のパン屋さんとか、色んなお店で働く人々皆に云えること、売上を超えたもののため(人々と通じ合いたいという想い)に働いている気持ち、そのために一生懸命美味しい料理を作ったりみたいな気持ちとしてあると思います。ウェーバーの云う、内発的職業倫理の喜び。「自らの営みに対する誇り」です。

私はアマチュアブロガーですから、プロ意識の欠如は常日頃感じていましたが、逆方向のことを考えていました。このブログでは自分の好きなことを、ただそれだけの理由で書くことは、なるべくしないように、ブログに自分の趣味を持ち込まない、公私混同しないように、という方針は一貫しています。もちろん客観的な記述を目指すのと、実際に客観的なのは天と地ほど違い、結果的には、このブログの文章は私個人の独断と偏見の産物でしかないとも言えるわけですが、少なくとも市場を見る努力はしています。つまり、アクセスが取れそうなら書く、そうでなければ書かない、という判断基準は明確です。

プロのブログというのは、それだけで飯が喰えているブログ・ブロガーのことで、例えば「GIGAZINE」「アキバBlog」です。VIP系Blogや(ブログじゃないけど)大手ニュースサイトの頂点の方も(月極広告が入らない分かなり不利だと推測されるけれど)おそらく喰えるでしょう。いま広告を載せていなくても、載せれば喰えるくらいアクセスがあるところは、既にプロの域、プロ級ブロガーだと言えます。例えば「カトゆー家断絶」はプロ級でしょう。また書籍化された有名・人気ブログも、(永続的ではないにしても)同じです。

id:makaronisan氏はウチの3〜4倍くらいアクセスがあって確かに大きいのですが、その更に何倍の規模*1があると推測される、id:moonphase氏くらいアクセスがないと、ブログ単体で商業的に成立しないだろうと考えます。ただし、id:fromdusktildawn氏がIT人材を仲介するとか、アルファブロガーは全く別の可能性があると思いますけど。商業基準で言うと、ウチはブロガーとしては1/10人前くらいでしかない。ここで注意しておくと、別にアクセスが多いから偉いとは全く思いませんが、経済的自立の基盤がないのは事実だから、それについては仕様がありません。もちろん、あくまでこのモノサシは私が私に適用しているだけで、私以外のブロガーに押し付けるわけでもありません。

こうしてみると、巨大なアクセスがあるのは情報系のブログ・サイトなので、そもそも考察ブログを選んだ時点で、既に多大な無理があるのではないかと思えてきます。しかし例えばニュースサイトでいまさら後発も厳しいでしょう。アダルトか物販・情報商材系のサイト*2の方が稼げるから、本来そちらを優先すべきではないかといつも思うのですが、ついブログに情*3が移ってしまって、書いています。しかしそれではいつまでたっても、サイト運営は趣味の域に留まるだろうな、とも思っています。つまり、成功していません。

かなり脱線してしまいましたが、まとめるとこうです。確かに売上だけではないだろうとは私も思いますが、喰えていない段階で私がそれをどうのこうの言っても、一階がないのに二階を建てようとするようなもので、単なる素人の遊びやワナビの戯れ言になってしまい、どう仕様もないことだろうと思います。…しかし、少し視点を変えると、単にサービスが悪いだけの話のようにも見えるので、そこは素直に指摘を受け入れたいと思います。更新の時期や量が不確定なのは前から気になっていたのですが、文章が殺伐としているように感じるなら、その方が問題かもしれません。

*1:一人のユーザで、はてダやはてブのトップページを上回る

*2:これも飽和状態で過当競争だけど、ブログよりは相当まし

*3:必ずしもポジティブな感情だけではないけれど