箱庭男

「ゆらぎの神話」について。


結局、私は何がやりたいかというと、箱庭を作りたいんです。このブログと関連するページも、箱庭的なものにしたいと考えています。以前ツンデレについて言ってた頃の、シミュレーションとか限定世界の話です。共同制作ならなお魅力的です。


しかし、Web上の共同制作は高い確率で破綻します。無償で人を募集して制作されるゲームの完成率は1%を切るという話があります。といって有償で黒字にするのも難しそうです。結局は一人で作るとなると、あれもこれもやる必要があって大変です。


VIPには創作系のスレがあります。VIPは圧倒的に人が多く、技術的な評価について甘いし、共有的な発想が強くて権利を主張しないので、共同制作には向いています。しかし、今度は飽きっぽさが災いして、やはりほとんどのスレは完成を見ずに落ちていきます。


結局どうすればシェアワールドを含めたWeb上の共同制作が上手くいくのか、まだ私にもよく分かりませんが、この前も「素材」性が必要だとは思いました。例えば「ゆらぎの神話」で言えば、ブログがニュースのネタにできるとか、そういう素材性でもいいです。


ライトノベルを見ていると、少しでも視覚的なイメージがあった方が広まりやすいのではないかと思いました。イラストとか、更にFLASHとかあったら上手くいきそうです。私も連載に絵をつけたいのですが、書くことに追われて描く暇がありません。今月一杯書いたら物語の進行を一旦止めて、ビジュアル面を描いていきたいと思っています。


それで、(特に後でポイントの換金が禁止されたら)はてなポイントのやり取りを取り入れたらどうかという考えが浮かびました。人力検索とかはてなアイディアとかもそうじゃないですか。何か記述を書いたら1ポイントもらえるとか。それを誰が出すのかが問題で、パトロンがいない場合に、どうやって運用するのかが分からないですね。まとめサイトアフィリエイトで賄えれば面白いですが、ふつうはそんな人が集まらないし、儲かりもしない。


というわけでポイントを禁止して、やはり内容面から考えると、SNSとかアバターみたいに自分が書いた神話がweb上で本みたいな形態になるとかですか。はてなが、何かを作ってる気分にさせて、客をこき使うのが上手いという話がありましたが、そういう参加型の旨味(利益ではなくて)が、いったいどこから生まれるのか、ということですね。