プレスリリース配信・掲載サービス「PR TIMES」紹介

概要

 株式会社PR TIMESは、メディア関係者向けのプレスリリース配信・掲載サービス用Webサイト「PR TIMES」を、4年前に開設しました。2011年5月現在、利用企業は2,500社に達しています。そこで今回は、一般でも閲覧可能な企業情報の情報源として、PR TIMESをご紹介します。

詳細

利用例

 さっそく実例として、「ゲーム・ホビー」カテゴリのプレスリリースを見てみましょう。上記には、様々な企業のプレスリリースが掲載されています。これは一例で、流通、通信、出版、広告、食品、医療など、多彩なジャンルを扱っており、通常のニュースサイトのように閲覧できます。

特長

 本サービスの良い点は、情報の公式性です。企業の広報担当者が作成したプレスリリースは、その製品・サービスに関する企業の公式見解となりますから、一次ソースとして利用できます。

 これは、個人サイトの非公式な情報と、決定的に異なります。記述に責任を持つメディア関係者にとって、情報に正統性があるというのは、非常に重要なポイントです。

 たとえば、商業誌や商業ニュースサイトでは、プレスリリースを資料のひとつとして、記事を作成しているのです。じっさい、私も様々なプレスリリースに目を通しました。

 メディア関係者でなくても、ある分野の仕事の資料に使うときは、やはりある程度の正確性や信頼性が求められます。プレスリリースというのも、そのような情報源のひとつになりうるでしょう。

改善案

 本サービスの改善点というのは、もっぱらメディア関係者向けの利用を想定するのであれば、あとは量の問題だと思います。しかし、それだけでなく、一般向けまですそ野を広げる予定があるならば、改善を期待する点があります。

 それを簡単に言えば、一般ユーザのトラックバックサイトとして機能できないかという点です。具体的には、各プレスリリースに、そのプレスリリースに関連する記事のトラックバックが寄せられる、という形を想定しています。

 本サービスには「ソーシャルメディアユーザー」の登録項目がありますが、その説明には受信のことだけで発信のことがありません。発信も可能にすると、参加側・掲載側双方のメリットになると思います。

 ただし、その導入にあたっては、おそらく参加企業の反応が、問題になるでしょう。個人の記事を掲載すると、それが情報のノイズになります。ノイズ的情報というのを端的に示せば、スパムの問題があります。トラックバックを許可制にすれば制限できますが、それはそれで担当者の負担になります。

 そこで、さしあたり「ブログタイムズ」と連動して、その登録者の記事を掲載してみてはどうか、という実験的、過渡的な案はあります。せっかく同企業にふたつのサービスがあるのに、別系統なのは、少しもったいない気もします。


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