イベントレポート「『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 約束の日へ』プレミアム先行体験会」

概要

2010年4月25日(日)、東京・品川の「バンダイナムコゲームス未来研究所」で、「『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 約束の日へ』プレミアム先行体験会」が開催された。イベントに行って実際に体験してきたので、そのときの様子をお伝えしたい。

詳細


鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 約束の日へ』とは、バンダイナムコゲームスが5月20日に発売を予定しているPSP用ソフト。

同作品の原作となる『鋼の錬金術師』(原作者・荒川弘)は、「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)にコミックが連載、また、アニメがTBS/MBS系列で放映されている。

ゲーム版では、すでに2009年にバンダイナムコゲームスから、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 背中を託せし者』が発売されているが、今回はPSP初のRPG作品となる。

本作では、原作アニメを忠実に再現したシナリオと、ゲームオリジナルの展開と両方が用意された。また、アニメ版のスタッフ・キャストが制作に携わっており、アニメ版と同じ声優陣の演技が楽しめる。

『Side-BN(サイド・ビィエヌ) Vol.58』(バンダイナムコゲームス発行)には、声優・朴璐美さん(エドワード・エルリック役)へのインタビューが掲載されている。

それによると、アニメ版で一度演じたシーンでも、アニメ版と同じ音響監督の三間雅文氏とやり取りしながら、ゲーム版のために改めてボイスを録り直しているという。そのように丁寧に作られており、「ハガレン」ファンには必携の一作となっている。

紹介

イベント冒頭にPVを上映した後、本作のプロデューサを務めるバンダイナムコゲームスの薄井宏太觔氏が、作品を紹介した。

  • ゲームのポイント
    • 「『ハガレン』の物語を忠実に再現!」
    • 「ゲームオリジナルストーリーも収録!」
    • 「「ハガレン」のあのシチュエーションを体感!」

薄井氏によると、上記の三点がポイントになるという。「あのシチュエーションを体感」というのは、錬金術や仲間との協力といった要素を、RPGの戦闘システムで再現するもの。この後の試遊で、実際に体験できたので、次で詳述しよう。

またこの日、アニメ第54話(4月25日放映分)「烈火の先に」が先行上映された。その原画が会場に展示されていた。

試遊

イベントの試遊で、発売前に実機でプレイできた。本作のジャンルはRPGということだが、より細かく分けると、2Dで描かれたADV風のイベントパートと、3Dで描かれたSRPG風のバトルパートで構成されているようだ。

この日プレイできたのは、アニメ版第3話「邪教の街」にあたる部分。エド達はとある陰謀に巻き込まれ、合成獣・キメラやボスのコーネロ達と戦う。

バトルでは、マス目で区切られたマップ上で、エドたちユニットをターンごとに操作する。バトルのシステムがよく練られており、単に力任せに戦うだけではない。

たとえば、側面攻撃や連携攻撃が用意されている。側面から攻撃すると、敵のガードを崩せるので、そこで連携が入るという次第だ。上手くつなげば、エドとアルの連携が炸裂する。

さらに、戦略が問われるミッションが用意されている。今回のプレイでは、ボスが撃ってくるマシンガンの弾を、錬金術で石壁を錬成して防ぐ。また、マップ上のアイテムで回復しながら、距離を取って戦う場面も。



作品

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 約束の日へ - PSP

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 約束の日へ - PSP

さて、そのように『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 約束の日へ』は、「ハガレン」ファンも、ゲームファンも、納得の一作になっている。ご興味のある方は、ぜひプレイして頂ければ幸いだ。