『常刊 ツイッターマガジン vol.2』「日本の過去十年、未来十年」

ハッシュタグ「#trmagazine」を利用した、Web雑誌です。ハッシュタグを書くだけで、誰でも自由に参加できます。「http://twitter.com/sirouto2」で、更新情報をお知らせ。

第2号のテーマは「日本の過去十年、未来十年」。日本のこれまでの十年はどうだったのか、次の十年はどうすればいいのか。最後には、第一号でも話した、twitterの話につながります。

現在、twitterハッシュタグを利用した、Web雑誌の試みを実践しています。『常刊 ツイッターマガジン』と題した第二号を刊行しました。テーマは「日本の過去十年、未来十年」です。

リンク先でも書いていますが、これまでの十年でグローバル資本主義化が日本に浸透したと、私は捉えています。これ自体はまあ、よく言われれていることです。ではそれを踏まえて、これからの十年はどうすればいいのか。

さしあたり、セーフティネットの重要性を説きましたが、これもよく言われていることです。そこで、文字通りネットでセーフティネットを実現できないか、という方向に話を進めました。

雑誌の媒体であり、1号のテーマでもある、twitterを利用して、セーフティネットを機能させられないか。もちろん、公的に用意されているのが理想ですが、現状でも十分に機能していないので、こうしたことを考えました。

今回は、限られた時間で書いたために、とても大雑把な話になりました。「マルチチュード」の理論的背景などを語り出すと、それだけで時間を使い切ってしまうからです。今後少しずつ穴埋めしたいです。

ただ、ひとつだけ触れておきます。コミュニケーションコストが下がれば、シェアリングの余地が生じる、という発想は、松本哉『貧乏人の逆襲』にヒントを得ています。これは、運動論を展開しつつ、エンターテイメントとしても成立している、非常に痛快で面白い本です。いずれ書評を書きたいです。

けっこう参加者と読者の方が集まっているようなので、次の週末まで「常刊」つまり常時書き込みを募集することにしました。テーマは「twitterに関連した新しいコミュニティ」です。