ブログの用語問題

まえがき

前からうすうす感じていた問題ですが、特にライターになってから、ブログの語用の粗雑さが目に付くようになったので、メモがわりにざっと箇条書きします。

敬称問題

  • このブログの原則
    • 常体の場合は最初の一回は「氏」をつけて、後は敬称略
    • 敬体の場合は「さん」が基本
  • この人をその敬称で呼ぶならあの人は……という使い分けが難しい
    • 年齢性別に関わらず、「様」「氏」「さん」辺りで統一したい
  • はてな村の)ブロガーに対しては距離感が狂う
    • id:〜による敬称略が通るなら、それが一番簡単
      • しかし、モヒカン的で殺伐だと感じられるかもしれない
    • 例えば、はてな村では「kanose村長」が一番自然な呼称
      • 同窓会などで、役職から離れてあだ名で呼ぶようなものか
    • でも「まなめ王子」はちょっと……

敬体問題

  • このブログの今までの基準
    • 単独記事・考察記事は常体
    • (常連)読者に対して報告するときは敬体
    • 引用を主題にする記事は、その言及元・先になるべく合わせる
      • 特に相手が敬体でこちらだけ常体だと偉そうな印象
    • つまり、特定の相手を想定しているときに敬体を使う
  • 新基準(の構想)
    • ブログは基本敬体、ライターは基本常体、の区分はできそう
      • ブログは誰が読んでいるか分からなくなってきた
      • 敬体の方がムダな反発・反感を招かないのでは
      • 敬体は話し言葉に近いので、書くのも早くなる
      • ただし、常体の方が論点が明確になる
      • 敬体は角を丸くして空気抵抗を少なくする形

禁止用語

  • 「馬鹿」とか「死ね」は問題
    • 禁止ワードをリスト化して、投稿前にチェックできるツールが欲しい
      • 「ばか」は「ばかり」が引っ掛かるので、結局目視チェックは必要
  • タギングに価値判断を含めない
    • これはひどい」のタグは現在使っていない
    • 普段使わない特殊なタグは、コメントに直接書いても済む
  • 「負けるが勝ち」
    • 「罵倒しないと損」という厨的な価値観を捨てる
    • 属性を用いる罵倒語は潜在的な不快感を与える
      • 例えば「チビ」「デブ」「ハゲ」といった言葉
    • だから、読者数が多いほど立場は弱くなる
      • しかし、下らないところで頑張らない方が結果的に良いことが多い

文体一般

  • 一人称
    • 原則「私」。最も一般的で、年齢性別のバイアスがないから
  • 表記ルール
    • ふだんから使っている方が間違わないので、出版に合わせたい
    • たとえば、以前は「…」を使っていたが、今は「……」
    • 「!」「?」は全角で、「!?」だけ半角とかも合わせるか
    • 縦の活字文化に対して、ネットは海外の横書きが入ってきている
  • 文章密度の問題
    • たとえば漢字からひらがなにどれくらい開くか
      • PCで書くと簡単に変換できるので、むしろ開く方が難しい
    • 以前は「の様に」「する時」「位に」「何故か」と書いていた
      • 表意が入る方が意味を把握しやすいという考え
    • しかし、最近はひらがなを多くするように意識している
    • というのは、現在の出版物がそういう傾向にあるから
      • 活字離れが影響している?
    • いま「今」「例えば」「既に」などが表記揺れしている最中
      • これもチェックするツールが欲しい(いちおうすでにある)
    • しかし、丸谷才一的な意味で、「羅列」を「ら列」と書きたくない
    • 副詞・接続詞などはともかく、動詞・形容詞はひらがなにしたくない
      • 「たべる」とか「うごく」と書くと違和感を覚える(なぜだろう)
    • 逆に別人のように思いっきり文体を使い分けるのも面白そう
      • 多重人格みたいに見えてしまうが、小説という形で導入できる