ネガコメ対処の手法

ネガコメテストファースト

私は人間ができていませんので、やはりネガコメは人並みには不快です。しかし、ネットで公開する以上、批判を封ずることはできないのも事実でしょう。どうすればよいのか。ネットの定説としては「スルーすればよい」ということになります。しかしでは、そのスルー力はどう身に付ければよいのでしょうか。

私自身がスルーできていないことが多いのであまり説得力がありませんが、それでも批判に耐える、あるいは受け流す力は必要だと常日頃思っているので、どうすればいいのか模索した結果、「先に自分で批判する」という方法に辿り着きました。これは「テストファースト」の手法に似ていると思います。どういうことでしょうか。

記事が書かれた後に批判がある、という通常の順番を転倒して、記事を書く前に批判を先に想定してしまうことです。批判を先取りすれば、想定の範囲内になりますから、怒りや驚きといった感情はやわらぐでしょう。気持ちの問題だけでなく、本文中で予防線を張ったりすることも可能になります。もちろん、全てを想定するのは無理ですし、予想したコメントが来てもやはり不快ですが、多少のクッションにはなるし、ノーガードは避けられると思います。

書くことと読むことは表と裏の関係なので、ブロガーだけでなくブックマーカの経験もあると、どういうコメントが来るか予想に役立ちます。「蛇の道は蛇」。逆にブログを書いていることで、どんなコメントがつけられると嫌なのかを察して、角を少し丸めたりできます。毒か薬かは紙一重であるように、薬を作ったり免疫を作ったりするためには、まず何が毒か知ることが必要でしょう。