ゆるふわ愛されはてな

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)

ゆるふわ愛されはてな(社員)

jkondoのヘタれっぷりに絶望した! - 文化レベルが高すぎます

これだよ。この学生サークルのノリがダメ。流石にこれはダメ。

しかしですね。そのゆるいノリこそがまさに、はてなの愛される理由でもあります。どういうことか。

もし、id:jkondoが、ホリエモンのように、「女は金についてくる」などと、非モテ涙目wのことを言っていたら?

もし、id:naoyaが、id:malaのように、「無知で無能でクズ。アホでバカ。低能でワーキングプア。」などと、技術者を煽っていたら?

もし、id:umedamochioが、id:dankogaiのように、書評で儲けていたら? 「弾言」みたいに「望ろん」などとオヤジギャグを連発していたら?

はてな村の住人は、「そんなはてなはイヤだ」と違和感を覚えるでしょう。「Web2.0」「風力発電」「しなもん」などのワードは、上に比べると漠然としていますが、それが醸し出す馴れ合いが、はてな村の連帯感を形成しています。

はてな社員は、ギラギラしない。ギスギスしない。ギトギトしない。この世知辛い御時世において、おおらかさがある。特にjkondoを中心にした、育ちの良さ・人の良さが、はてなという会社のイメージの、人当たりの良さにつながっているでしょう。

今回の京都移転にしても、「子供のために京都に戻る」という微笑ましい美談にしてしまうのが、はてなクオリティ。もしこれが分裂劇場のように、「税金の節約のために本拠地は海外」「人件費の安いインドや中国にオフショア」みたいな話にでもなったら、殺伐としてしまいます。

関連記事に書いたように、はてなは検索順位が高く良い立地なんです。温泉のようにアクセスが湧き出してくる。あるいは観光バスが立ち寄って人が訪れる。そうして、はてな村の温泉街でおみやげが売れる(アドセンス・アソシエイト)限り、ゆとりがあっても別に困らない。

そのように、最初に温泉の鉱脈を掘り当てた時点で村の運営が成立しているので、結果的に訪米が道楽でも構わない。ただ、交通の便が悪い(重い・落ちる)というのは、村民の生活に支障を来すので、そこは最速化に期待するわけです。