能力バトルマンガにおけるポストスタンド(JOJO)考察
萌理会議・マンガ
回答
スタンドバトルは「戦闘中の駆け引き」に重点を置いている。
そこで「戦闘前の準備」に比重を移してみる。
スタンドでいうところの「ヴィジョン」を育成する。
特殊能力を使用する上でのリソース、ゲームで言う所のMPを個人ではなく『土地』に与える
例えば皆が同じように火水風土のような能力をもっていて
それをロボットに上手く割合を考えて配分するとか
考察
まず能力バトルにおけるスタンドの意義を考えてみます。もちろんそれ以前から『AKIRA』のような超能力マンガはありましたが、能力の限界値が不透明なので、『サルまん』で言うところの「イヤボーン」、すなわち苦境の際に都合よく能力が開花してしまうといった問題がありました*1。しかし、スタンドは基本的に一人一体一能力*2なので、読者を「どうやって勝つんだ」と、駆け引きの部分で引き込むことができます。まあしかしこの縛りも後半になるにつれて弱くなって、なんでもあり化してくる様相*3が見られなくもないですが。
さて、そんなスタンドとは別の能力マンガを考えようとすれば、「一人一体一能力」の制約を外すことをまず考えるでしょう。複数人・複数体・複数能力、あるいは能力の変化・移動・組合せが出来るようになればいい。それを具体的にワード化すれば、上記の回答にあるような「育成」「土地」「ロボット」という形になるでしょう。どのワードを見ても、マンガよりゲーム向きな気はしますが、上手く可視化・物語化すればマンガでも面白そうです。例えば、スタンドは精神力の具現化だったと思いますが、精神の変化によって、どんどんスタンドの能力が変化してしまうのは面白そうですね*4。