はてブコメントの最終進化形態は2ちゃんの「2」

「長い記事書いても一行コメントよりブクマされないので」

萌え理論Blog - はてブの「統合メディア論」関係注目記事はスパムか

苦労して書いた記事が! 私の記事がぁ〜!! 一行だけ書いて即ホッテントリに入るのはid:kanoseだけで十分だよ!

前項ではこのように取り乱してしまったわけですが、はてブでkanose氏からコメントを頂きました。

kanose SBM “一行だけ書いて即ホッテントリに入るのはid:kanoseだけで十分だよ!”長い記事書いても一行コメントよりブクマされないので…

これはすごい。芸術家がインクをボタッと垂らして、「えーっそれで何十万円!?」と言うと、「だがそこまで来るのに何十年も掛かった」みたいな話というか。ただ「ツッコミビリティ」というか、ブックマーカが一言コメントしたくなるような力が、ホッテントリに向かわせるという現象も広く知られています。無言で殺伐とブクマする便利系記事は別ですけどね。ここら辺の仕組みは2ちゃんの「>>2」ではないかと思います。どういうことか。

はてブのコメント欄は2ちゃんの「2」

2ちゃんねるのスレッドにおいて、スレ立ての「1」は特別な役割を負います。話題の流れができるまで、さしあたって「1」が批判を引き受けるパターンはよく見られます。これを果たさない場合に「立て逃げ」と呼ばれます。ただし、「1」が「1」のレスを書く以上の役割を求められない場合もあります。例えばニュース系の板・記者制の板です。そこで「1」の話題提供機能は、リンク先のニュース記事なりが果たします。


一方、はてなブックマークのコメント欄の「1(1users目のID)」に「1」の役割は薄いです(セルクマは別)。ふつうの掲示板のように、前のレス番号の話題を継承する流れもありますが、比較的弱い。むしろ全員が「2」と捉えると分かりやすいです。コメントをつけるときは必ずブックマークしているので、コメントの対象であるブクマ先の記事が「1」の機能を果たすというわけです。とすると、一行で「2」以下のコメントを喚起するのは、ある意味で理想的な「1」だと言えます。