アニメ雑感『大魔法峠』の巻〜歴史は繰り返す〜

どうみても『ぷにぷにぽえみぃ』の派生です。あり。腕を登って行くシーンなんかはそのまんま。まあ「ぷにえ」だから狙ってやってますね。拳→肉体言語・能天気→邪悪、といった変奏はいいけど、感情移入しにくい分、変身や魔法みたいな萌え要素は無駄に豪華な方がいいと思った。本家ぽえみぃも無意味に豪華だから成立してるわけで。


あと悪意の出かたも同じぽえみつながりで、六道の『エクセルサーガ』(ハローワークに行くみたいな)とか『ホーリーブラウニー』(街が燃えるみたいな)とか、全てが繰り返されているので、期待したほどは驚かなかった。女の子同士の戦いはグレネーダーが派手だし、パンチラとかも、今やってるまじぽかの方が豪華。最大の弱点は撲殺天使に先を越されたことかもしれない。いや、むしろ便乗を狙っている?


しかし…、一話10分ちょっとでバトルをこなしていて、異様にテンポが良い。意外に話の密度が高いし、それが全部さばけていることに驚く。一般的に感情が軽いと受け止める間も短いのだけれど、ギャグというジャンルと、魔法少女もののお約束と、主人公の二重人格とか色々利用してスリムな構成を実現している。実は話作りが上手いのかもしれない。