「ひぐらしのなく頃に祭」ほか
ゲーム
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ウィンドバード一周年を語る
ウィンドバード::Recreation - このブログがはじまって一周年です
id:kazenotoriさんの記事は、凡庸な発想の斜め上を行く意外感がある。なんでも「傘が円い」とか「車が四角い」といった常識的なことが気に喰わないのだという。四角い頭を丸くするブログ。これは面白いと思ってコメントしたが、後で見たら大手ニュースサイトで紹介されていた。オタク関係のネタでは全然ないのに。これはすごい。このブログと同時期(2006年)に始まったのだが、アクセスは二倍位ある。まあ「くやしい…!(ビクッビクッ)」といった感じであろうか。
id:kazenotoriさんの自由奔放な発想は、例えばライトノベルだとかある世界の内側だけでは狭いのだろう。最近の記事だとケータイ小説とラノベの文章について書いているけれど、ライトノベルが、その世界の外側の道がどこにつながっているのか、を想像させるところが面白味だと思う。世界の内側と外側というのは、過去の歴史と未来の想像という対でもある。コピーにするなら、「未来に羽ばたくウィンドバード」(ところで前にも話題が出てたけど、何か車の名前みたい)。というわけで…
萌え理論Blogはウィンドバードを応援しています!(ちゆ風) …更新停止してるけど。
「ボブの絵画教室」からエンターテイメントを学ぶ
萌え理論Blog - 「ボブの絵画教室」からエンジニアリングを学ぶ
前回は、風景画という固定仕様に対して実装が最適化されているという合理性を見た。例えばあのハケみたいな幅の広い筆にそれが現れている。しかし、それだけではない。単に職人的な技術を持っているからすごい(いや、それは既に凄いことなんだけれど)という話ではないのだ。それは技術の応用である。どういうことか。
仕上がりが早いというのが、単なる画家の世界の内部の競争ではなくて、その外側にまでつながっているということが重要なのだ。早く描ける技術によって、最初から最後までライブできるから、あの番組が出来たわけである。価値創造だ。もちろん、長時間の制作でも編集すれば尺の範囲内で映せるだろうが、それでは視聴者の驚きがまるでなくなってしまう。
これが例えば次世代ゲーム機なら、性能が向上しただけではなくて、性能が向上したことによって、新しく何ができるのか、ということが重要になる。例えば容量が増えて音声が入れられるようになってギャルゲが遊べるとか、ポリゴンが描けるようになって3D格闘ゲームが遊べるとか。それがなくて単なる数値上の性能競争・スペック自慢になってしまうと、「イノベーションのジレンマ」とでもいうか、ユーザの需要から離れてしまう。
だから、前回の全体と部分の話で言えば、部分的な技術が単なる技術の集積に留まらず、全体から見たときに、表現を根本から変えてしまう、といった余剰を産み出すようなことこそ、技術革新による価値創造なのだろう。例えばチューブ入り絵の具が、屋外の明るい風景を描く印象派に関連するだとか。そこには可能性があるが、同時に、とても難しいことである。
はてブ最適化の罠
萌え理論Blog - 「ボブの絵画教室」からエンジニアリングを学ぶ
上の記事を書いたらはてブが5usersしか付かなかったので、また地味記事を書いてしまったかと思ったが、その後の展開を見ると意外とそうでもなかった。幾つかのニュースサイトに取り上げられ、あの動ナビ砲で有名な動ナビで紹介された。接点がないかと思っていたので意外。動ナビといっても文章記事で関連記事だから他の記事に比べれば伸びないだろうけど、初動からすれば意外と反響があったと思う。
「はてブ最適化 Hatena Bookmark Optimization(HBO)」ということを意識してからというもの、逆にアクセスが(大きく)伸びなくなってしまったと感じる。「SBMはWeb2.0」かというと、少なくともロングテールの要素は薄いと思う。ホッテントリから消えた瞬間にアクセスもぱったり途絶える。ブログや縦に長いニュースサイトなら数日間は細々とアクセスがあるものだが、はてブは「後で読む」のか、熱しやすく冷めやすいし、はてブ以外で紹介される連鎖があまりない。「はてな村」というが、内輪すぎる。
この「はてブ最適化の罠」も、「ブログにおけるイノベーションのジレンマ」の一種かもしれない。どんどん最適化を繰り返すほど良くなるかというと、進化の袋小路というか、全体的な最適解ではない局所解にはまってしまうことがある。よくゲームでAI操作のNPCが、回り道すればいいものを壁で立ち往生している場面を見かけるが、そこら辺が機械的なアルゴリズムの限界なのかもしれない。
アンチウィルスソフトあれこれ
2007年版セキュリティソフト(ソフトウェア)
使っているPCのアンチウィルスソフト(ノートン先生使ってました)の更新期限が切れたので買い換えました。ソフト売場には「ウイルスセキュリティZERO」が大量に並べられていて、かなり売れているようなのが、ちょっと気になったので調べてみました。
- ソースネクスト「ウイルスセキュリティZERO」の記事
仮に全てのPCにウイルスセキュリティZEROがインストールされると、40,000円×1億台で4兆円が浮く計算だ。松田社長は、「我々のシェアが25%と仮定しても、1兆円が浮くことになり、この金額がPC本体や周辺機器、ソフトウェアなどの購入につながれば、PC市場の活性化につながる」と期待を示した。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/05/29/12115.html
上記で紹介されているように、去年中頃に登場した「ウイルスセキュリティZERO」は、年間更新料がゼロ円なので、長期的に見てかなりコストが浮くという話でした。日本全体の経済効果が1兆円! これだけ見るとお得なように見えますが…。
これは昨年後半の記事で、ウィルス対策ソフトの実験をしたものです。ノートン・マカフィー・ウィルスバスターの御三家は100%ですが、「ZERO」はウィルスを全力ではないけど二割位は見逃していますね。年間更新料ゼロなのは確かに安いけど、潜伏しているウィルスは繁殖したりすることを考えると、ちょっと何年も使う気にはなれませんね。安心感ZERO。*1
結局、私が買ったのは「NOD32」で、動作が軽いのが特徴です。アンチウィルスは常駐させて使いますが、PCの動作が全体的に軽快になりました。また、「Kaspersky」は検知力の高さで、世界的なランキングでもトップにいるようです。最後に、私自身は使わないですが、フリーの対策ソフトも紹介しておきます。
- 関連:フリーのアンチウィルスソフト
*1:ただし、その後リベンジするために再検証している記事がある。ウイルス対策ソフト乗り換え案内(番外編):日経パソコンオンライン